20〜30代の平均年収は450万円、最もたくさんもらっている職種は?(1/2 ページ)

» 2010年12月13日 13時14分 公開
[土肥義則,Business Media 誠]

 景気低迷の影響で「給与がなかなか上がらない」「また下がってしまった」と嘆いているビジネスパーソンも少なくないだろう。ところで他人はどのくらいの年収をもらっているのだろうか。

 25〜39歳のビジネスパーソンの平均年収は3年連続で前年を下回り、450万円であることが、DODA(デューダ)の調査で分かった。職種別に見ても、59職種のうち36職種で平均年収が減少しており、「2008年秋のリーマンショックに端を発した不況から抜け出せない企業がいまだ多いようだ」(DODA)と分析している。

(出典:DODA)

 前年比の増減を見ると、ITエンジニアでは、7職種すべてが前年を下回っているほか、金融系でも「法人営業(メガバンク・地方銀行・証券)」がマイナス140万円、「運用会社(ファンドマネジャー・アナリスト・ディーラー)」がマイナス193万円。「ITや金融系は景気に左右されやすい残業代やボーナスの年収に占める割合が比較的高く、不況の影響が顕著に年収に表れた結果と考えられる」(DODA)。一方、不況の影響を受けにくいメディカル業界は「営業(医療機器・医療関連)」がプラス20万円、「臨床開発」がプラス23万円という結果に。

給与をたくさんもらっている職種

 給与をたくさんもらっている職種は、4年連続で「投資銀行業務」(891万円)がトップ。次いで「運用会社(ファンドマネジャー・アナリスト・ディーラー)」(654万円)、「コンサルタント」「経営企画・事業企画・新規事業開発」(いずれも607万円)、「ITコンサルタント」(599万円)と続いた。

(出典:DODA)
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