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日経平均 | 10141.10円 | ▼ 26.13円 |
売買高 | 17億2644万株 | − |
売買代金 | 1兆2949億7200万円 | − |
値上がり銘柄 | 926銘柄 | − |
値下がり銘柄 | 570銘柄 | − |
騰落レシオ | 145.42% | △6.04% |
手掛かり難で小動き、目先的な過熱感も強く上値の重い冴えない展開
米国市場は先週末の雇用統計に見られるように経済指標も景気に対する見方も強弱感が対立、株価も方向感のない展開となり、日本市場もそうした動きを受けて手掛かりに乏しく、方向感のない展開となりました。欧州金融不安はくすぶっているのですが、決定的な売り材料ともならず、商品相場が堅調となって信用収縮懸念もなく、外国人売買動向(市場筋推計、外資系10社ベース)も大幅買い越しと伝えられ、売り先行とはなったものの底堅く、方向感のない展開となりました。
後場もほとんど動きはありませんでした。為替も方向感がなく、売り買いの手掛かりに乏しい状況は変わらず、値動きのいい銘柄に飛びつくような動きは見られるものの、最後まで買い切るような動きもなく、目先筋の売り買いが中心となって方向感が見られなかったものと思います。個別の材料に反応しているようで、反応し切れておらず、目先の持ち高調整の売り買いに振らされているだけという感じでした。戻りそうで戻りきらず、目先的な過熱感を冷ますように、結局最後まで冴えない展開が続きました。
小型銘柄も目先の持ち高調整に押されるように冴えないものが目立ちました。それでも出遅れ銘柄を物色する動きも見られ、東証マザーズ指数も日経ジャスダック平均も小幅安となりました。先物もまとまった売り買いはほとんど見られず、目先筋の小口売買が中心となっていたものと思われます。相場全体の方向感も見られず、週末のSQ(特別清算指数)算出を控えて、買い上がるような動きも売り叩く動きもなく大きな動きも方向感もありませんでした。
為替も景気の見通しも株式市場も強弱感が対立する格好で手掛かり難と言うよりは何を見て売り買いすれば良いのかわからないという状況であったのかもしれません。少し長い目で見れば、米国の景気は未だ回復途上、ということであり、逆に言えば回復しつつあると言う見方も出来ます。新興国も経済の拡大スピードの速い遅いはあるものの拡大している傾向には変わりなく、少し長い目で見れば下を向いてばかりということでもないと思います。
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