イクメンブームではないが、子育てに取り組む父親が徐々に増えている。とはいえ、絵本の読み聞かせが苦手な男性も多い。そのような向きには、アナログな絵本に、デジタルなiPhoneアプリを組み合わせたハイブリッド絵本が役立ちそうだ。
モバイル表現研究所は12月2日、iPhoneアプリケーションと絵本を組み合わせた「PhoneBook」の第2弾「いちばんのおしごと」を講談社から発売した。価格は2980円。トヨタ「エスティマ」が1000円分を負担する「エスティマ補助金版」(1980円)も3000部限定で展開する。
PhoneBookは、絵本の中央に設けた切り抜き部分にiPhone/iPod touch本体を組み込んで使うハイブリッド書籍。第2弾となる「いちばんのおしごと」では、歯医者、美容師、電車の運転士、アナウンサー、花屋、消防士という6つの職業をモチーフにした簡単なゲームを楽しめる。
例えば、電車の運転士では絵本を向こう側へ倒すことで電車が走り出したり、アナウンサーではマイクに向かって吹き込んだ言葉をアプリ中のキャラクターが話したりする。同研究所では、「子供の絵本に、親が自分のiPhoneをセットして一緒に楽しむという、モバイルを介した新しい親子のコミュニケーションの創出」を目指した。
エスティマ補助金版には、専用ステッカーやエスティマの担当マーケティングディレクターを務めた片岡史憲氏のメッセージカードのほか、全国の体験施設「Gazoo mura」を紹介する「エスティマおでかけBOOK」が同梱。
なお、iPhoneアプリ自体は、App Storeから無料でダウンロードできる。
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