年収は上がった？　紹介会社を使って転職した人

[Business Media 誠]

　転職すると決めて、最初にしたことは何ですか？　転職を考えている人に聞いたところ「転職サイトに登録する」（90％）と答えた人が最も多いことが、日経HRの調査で分かった。次いで「インターネットで転職したい企業の採用情報を調べる」（47％）、「人材紹介会社に登録する」（46％）、「ハローワークに行く」（32％）、「新聞の求人欄を見る」（25％）と続いた。

　人材紹介会社に登録している人は、何社に登録しているのだろうか。この質問に対し「2〜5社」（63％）と答えた人が最も多く、全体の3分の2を占めた。「1社のみ」は17％、「6社以上」は20％。2社以上に登録している人が8割を超えていることから「転職活動中は複数の紹介会社を利用しながら、情報を収集し、転職の可能性を広げる傾向がうかがえた」（日経HR）としている。

紹介会社を使って転職した人

　人材紹介会社を利用して転職が決まった人の年収は、上がったのだろうか、それとも下がったのだろうか。「上がった」という人は38％に対し、「下がった」が24％、「変わらない」が38％だった。増加した人を見ると「20％以上30％未満」「10％以上20％未満」（いずれも11％）が最も多く、次いで「30％以上」（9％）、「10％未満」（7％）と続いた。一方、減少した人は「30％以上」（9％）が最も多く、以下「20％以上30％未満」（6％）、「10％未満」（5％）、「10％以上20％未満」（4％）という結果に。

　年代別に見てみると、20代で上がった人よりも、下がった人の方が多かったが、30代・40代・50代では下がった人よりも、上がった人の方が多かった。

　インターネットによる調査で、日経キャリアHRに登録している1457人が回答した。調査期間は11月5日から11月15日まで。