秋のデザイン祭り、サテライト会場を厳選ピックアップ!(3/12 ページ)

» 2010年12月02日 08時00分 公開
[草野恵子,エキサイトイズム]
エキサイトイズム

 この秋、恵比寿にオープンした家具のセレクトショップ「SOMEWHERE」。作家性の強い家具を国内外の見本市で直接買い付けて取り扱い、ほかにはない品揃えを誇る。デザインウィーク期間中、店内では倉俣史朗氏のスチールメッシュのソファ「How High the Moon」(525万円)が並ぶ中、BOKJA(ボクジャ)展が行われていた。

エキサイトイズム

 BOKJA(上写真)は、2000年にベイルート(レバノン)で誕生した、ホダ・バロウディ氏とマリア・ヒブリ氏からなる女性デュオ。これまでにデザインマイアミやミラノサローネなどに出展され、好評を博していたBOKJAの作品を、日本で初めて紹介している。

 「BOKJA」という名前は、トルコ語で「女性が嫁ぐ際に持って行く手縫いの布」を意味する言葉だ。中東から中央アジアにかけての地域で古くから伝わる織物であるキリムやスザンニなどを用いて、1点1点手作業で作り上げられた色鮮やかな椅子やソファ。これらは、すべて一点物になる。

エキサイトイズム 「TV sofa」94万5000円
エキサイトイズム 「Delicious」44万1000円

 また、そのかたわらにはマーティン・バース氏のクレイ・シリーズの椅子も。実は、同店はマーティン・バース氏の商品の正規取扱店で、来日中のバース氏も立ち寄ったという。決して広くはないショップだが、個性的で家具を厳選してセレクトする同店、今後の動向に要注目。

SOMEWHERE

東京都渋谷区恵比寿南2-7-1 1F

Open.12:00〜20:00 ※月・火は要予約


Copyright (C) 1997-2014 Excite Japan Co.,Ltd. All Rights Reserved.