電気自動車「MINI E」の実証実験、一般ユーザー28人を募集

[岡田大助，Business Media 誠]

　ビー・エム・ダブリューは11月30日、電気自動車「MINI E（ミニ・イー）」の国内実証実験を開始した。実験に参加する一般ユーザーを募集する。

　実験には、一般ユーザーが使用する14台と、東京電力や早稲田大学などパートナー企業・学校で使用する6台のMINI E合計20台を投入。東京の実験で得られたデータは、独本国で分析するだけでなく、国内の官公庁や研究機関とも共有する。

　現在、実験に参加する一般ユーザーをWebサイト上で募集中だ。募集人数は、第1期（2011年3月〜7月）と第2期（2011年9月〜2012年1月）それぞれ14人ずつ合計28人。当選者は月額6万円の使用料を支払うが、年中無休24時間対応のエマージェンシーサービスを受けられる。なお、200Vの充電施設を設置するために、ガレージもしくは地下駐車場の確保が必須項目となる。また、第2期の募集は2011年5月1日から。

　同社は2013年までに次世代自動車「メガシティ・ビークル」の市場導入を計画しており、これまでにもニューヨーク、ロサンゼルス、ロンドン、ベルリンなどで実証実験を行っている。

　MINI Eのサイズは、3714×1683×1407ミリ（全長×全幅×全高）で、車両重量は1465キロ。乗車定員は2人で、バッテリーの充電時間は200Vで4.4時間。

　電気モーターの最高出力は150キロワット（204馬力）、最大トルクは220ニュートンメートルで、最高速度は時速152キロ。静止状態から時速100キロまでの加速時間は8.5秒だ。