20〜30代のビジネスパーソンに聞く、2010年の仕事観を表す漢字は?(1/2 ページ)

» 2010年11月30日 14時10分 公開
[土肥義則,Business Media 誠]

 今年も残り1カ月ほどになったが、ビジネスパーソンにとってはどのような1年だったのだろうか。22〜39歳のビジネスパーソンに「2010年の仕事観を表す漢字」を聞いたところ、昨年と同じ「楽」がトップであることが、DODA(デューダ)の調査で分かった。「楽」を選んだ理由を見ると、昨年は「今の仕事が楽しい」と答えた人が5割以上だったが、今年は「仕事を楽しみたい」という願望を表す人が最も多かった。

 2位以下は「忍」「苦」「耐」「生」と厳しさを感じさせる漢字が並んだ。「2010年は景気低迷が続き耐え忍ぶ状況の中でも、『仕事を楽しみたい』という前向きな想いをもって仕事と向き合った1年だったようだ」(DODA)

2010年の仕事観を表す漢字(総合、出典:DODA)

エンジニアは「楽」、営業は「忍」

 2010年の仕事観を表す漢字を職種別に見ると、モノづくりエンジニアと販売サービス職では、昨年の「耐」「忍」に代わり、「楽」が1位に。投票理由には「仕事を楽しみたい」という前向きな意見が目立った。その背景として「エコカー補助金、エコポイント制度等の政策効果により、自動車や家電製品の生産・消費活動が活発になるなど、明るい兆しが見え始めた。昨年の『不況に耐え忍ぶ』ばかりの状況から、『仕事を楽しむ』ことに意識が向けられるようになったのでは」(DODA)と見ている。

 営業職と企画事務職の1位は、昨年の「楽」ではなく「忍」「耐」が選ばれた。選んだ理由を見ると「とにかく今は耐え忍ぶ時期」といった不況の影響を感じさせる意見が多かった。また、案件受注の減少が続くITエンジニアは、2年連続で「忍」がトップに。

2010年の仕事観を表す漢字(職種別、出典:DODA)
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