コラム
» 2010年11月26日 08時00分 UPDATE

吉田典史の時事日想:焦らせる“大人”に騙されてはいけない。就活の問題点に迫る (1/4)

「新就職氷河期」とも言われる中で、大学生の就職活動が本格化した。資料請求、会社説明会、面接などをこなしていかなければいけないが、就活に問題点はないのだろうか。この点について、採用問題に詳しい専門家に話を聞いた。

[吉田典史,Business Media 誠]

著者プロフィール:吉田典史(よしだ・のりふみ)

1967年、岐阜県大垣市生まれ。2005年よりフリー。主に、経営、経済分野で取材・執筆・編集を続ける。雑誌では『人事マネジメント』(ビジネスパブリッシング社)や『週刊ダイヤモンド』(ダイヤモンド社)、インターネットではNBオンライン(日経BP社)やダイヤモンドオンライン(ダイヤモンド社)で執筆中。このほか日本マンパワーや専門学校で文章指導の講師を務める。

著書に『非正社員から正社員になる!』(光文社)、『年収1000万円!稼ぐ「ライター」の仕事術』(同文舘出版)、『あの日、「負け組社員」になった…他人事ではない“会社の落とし穴”の避け方・埋め方・逃れ方』(ダイヤモンド社)、『いますぐ「さすが」と言いなさい!』(ビジネス社)など。ブログ「吉田典史の編集部」、Twitterアカウント:@katigumi


yd_yoshida1.jpg エヌ・アイ・マインド代表の赤堀吉昭さん(撮影:則次弘基)

 「あなたにとって、仕事とは何ですか?」――。

 新宿の高層ビルを見渡すことができるビルの1室に、はっきりとした口調の声が響く。新卒者の採用や内定者の研修などのコンサルティングに携わる赤堀吉昭さん(エヌ・アイ・マインド株式会社代表)が、よく口にする言葉だ。

 総合商社の人事部で数万人を超える新卒者の採用に関わった経験を生かし、独立。2009年から大学生の就職活動を支援する「内定実践塾」を主宰している。

 ここに来る人たちは大学に籍を置き就活をしている学生や卒業後も就活を続ける人など、その背景はさまざまだ。赤堀さんが受講生らに熱心に教え込んでいくのが、その人にとっての仕事観を持つことの尊さである。

 「希望する会社の採用試験をパスすることは当然、大切なこと。私はそれを全力でサポートします。しかし、就活をする以前によく考えるべきことがあります。このあたりがあいまいでは、いい結果にならない可能性が高いですね」

 今後、社会人としてどのように生きていくのか。そのためにはどのような仕事をしていくべきなのか。赤堀さんは、これらを受講生たちにさまざまな形で投げかける。そのうえでそれぞれが仕事観を明確にしていく。そしてエントリーシートを書いたりして面接試験などに臨む。

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