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» 2010年11月25日 16時06分 UPDATE

清水洋介の「日々是相場」夕刊:持高調整の買戻し一巡感もあって上値が重い (1/2)

[清水洋介,リテラ・クレア証券]

市況概況

日経平均 10079.76円 △49.65円
売買高 19億2179万株
日経平均先物 10080円 △40円
売買代金 1兆2380億円
TOPIX 869.81 △3.24
値上がり銘柄 1056銘柄
東証マザーズ指数 389.71 △5.58
値下がり銘柄 458銘柄
日経ジャスダック平均 1188.92円 △6.14円
変わらず 148銘柄
騰落レシオ 107.65% △2.90%

日経平均

米国株高などを受けて堅調だが持高調整の買戻し一巡感もあって上値が重い

 米国株が大幅高となったことや為替が落ち着いていることから、買い先行となりました。ハイテク銘柄など輸出関連銘柄を中心に買い気配から始まるものが散見されるなど総じて堅調となりましたが、外国人売買動向(市場筋推計、外資系10社ベース)が売り越しと伝えられたことや昨日の相場でも底堅さが見られたことなどから、上値も重く、金融株など買戻し一巡感で軟調となるものなども見られ、指数は小動きとなりました。

 後場に入ると改めて機械株などを買い上がる動きも見られ高値圏での動きとなりました。ただ、米国市場が休場となることや北朝鮮問題もくすぶっていることなどから、積極的に買い上がる動きも見られず、持高調整の買戻しで指数を押し上げているような感じでした。いったん円高気味となった為替も落ち着いていることから輸出関連銘柄を中心に値持ちの良い展開が続き、方向感はないのですが、堅調な地合いが続きました。

 小型銘柄も個別の材料に敏感に反応するものも多く、堅調となりました。東証マザーズ指数は大幅高、日経ジャスダック平均も堅調となりました。先物はまとまった売り買いはほとんど見られず、指数を動かすような場面は後場の寄り付き直後くらいでした。目先筋の小口売買や週末をにらんだヘッジうりなどが中心となっていたものと思われ、大きく指数を動かすようなこともありませんでした。

 米国では雇用の改善や個人消費の回復が見られ、クリスマス商戦に対する期待も強くなっていますが、日本市場はまだその段階といことでもなさそうですが、企業業績の下振れ懸念はかなり薄れているものと思います。エコポイントの効果も見えているのですが、エコポイント後の懸念も残り、「景気」という意味では個人ベースでは実感としてわかないのだと思います。ただ、少なくとも円高が進まない、というコンセンサスは出来つつあり、そうなると企業業績の上振れが期待され、企業業績の回復が賃金などに反映すると期待されたところから、市場では反応して来るのではないかと思います。そうなると、本格的な上昇相場となって来るのでしょう。

テクニカル分析

日経平均

NYダウ

 転換線にサポートされて底堅さは見られたのですが、RSIやストキャスティックスが高値圏からの調整となっており、上値の重い展開となっています。方向感のない展開ですが、引き続き転換線にサポートされながら高値圏でのもみ合いのなかで過熱感を冷ますような日柄調整となるのか、いったん基準線のサポートを確認するような値幅の調整となるものと思います。

TOPIX

NYダウ

 高値圏でのもみ合いの中での動きですが、RSIやストキャスティックスは高値圏からの下落となっており、調整とみてもいいと思います。上値の重さを確認しては売られるような高値圏でのもみ合いが続くのでしょうが、下値も転換線にサポートされて底堅いのかもしれません。

円相場

NYダウ

 引き続き雲の中での動きですが雲の上限水準を試すように堅調となっています。RSIやストキャスティックスは高値圏からの下落となっており、まだ調整は続くものと思われます。雲の上限を抜ける可能性もありますが、目先的な過熱感を冷ますまでは雲を抜けても上値の重い展開となるのでしょう。下値は引き続き転換線にサポートされ、転換線を割り込んでも雲の下限や基準線にサポートされて底堅さは見られるものと思います。

銘柄ピックアップ

堅調だが上値も重い

住友商(8053) 1135 △5

 レアアース取り出す事業の調査を始めたと新聞で報じられたことやフランスの太陽光発電への投資、国内農業法人への投資など、業容拡大につながるニュースが相次いだことが好感されて堅調となりました。

岡 部(5959) 355 △18

 合理化の進展や利益率の高い耐震・免震建材の販売が回復し、2010年12月期の連結経常利益が前期比3割弱増えそうだと新聞で報じられたことが好感され、目先筋の買いも集めて大幅高となりました。

商船三井(9104) 567 △8

 超伝導線を量産すると新聞で報じられたことや昨日の引け後にアルミニウム製の自動車用組み電線(ワイヤハーネス)を納入したと発表したことが好感されて堅調となりました。

日医工(4541) 3000 △207

 昨日、東京証券取引所から第一部への上場承認を受けたと発表したことから、投資信託など指数に組み入れる買いが期待されるとして買われ、大幅高となりました。

富士通(6702) 536 △6

 国内IT(情報技術)投資の下期からの回復が想定されたものより緩慢になりそうだということなどから、外資系証券が投資判断と目標株価を引き下げ、見切り売りに押されて軟調となりましたが為替の想定レートが高いことなどからここのところ見切り売りに押されていたこともあり、売り一巡後は底堅さも見られました。

ソニー(6758) 2894 △23

 為替に落ち着きが見られることや昨日の米国市場が大きく反発、米国のクリスマス商戦に対する期待も高まり、買い気配から始まり堅調となりました。

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