「地政学リスク」を懸念
ロシア政府系の自動車最大手アフトワズに10%前後出資する。仏ルノーと合わせ、筆頭株主になり、2012年から小型車を共同生産する。資本面での関係を深め、成長するロシア市場で攻勢をかける。
中国鉄鋼大手と新エネルギー・環境分野で戦略提携する。中国で企業向け省エネ支援や排出ビジネス、上下水などの水事業運営を目指すほか、アジアで太陽光や風力発電なども検討する。
2013年度にも都市ごみと下水を一体的に処理するプラントを実用化する。都市部の人口増加でごみや下水処理の急増が見込まれる中国や新興国などに売り込む。
中国に特に偏在するとされるレアアース「ジスプロシウム」を使わずにモーター用磁石を作る技術を開発した。オーストラリアや米国にも豊富にあるレアアース「サマリウム」を主体する磁石で、1年後にも家電製品に応用するほか、電気自動車向けの実用化も目指す。
2011年初めにもカンボジアに駐在員事務所を開設する。日本や韓国の電機メーカーが進出していないカンボジアでいち早く販売網や修理サービス網を整え、市場を開拓する。
2011年度中にもアルミニウム製の自動車用組み電線(ワイヤーハーネス)をインドネシアとベトナムで量産する。現在主流の銅製より、約4割軽く、燃費向上のため車体軽量化を急ぐ自動車メーカーに売り込む。
売り 3360万株
買い 2590万株
(金額ベースも売り越し)
慶應義塾大学法学部卒。1983年に大和證券に入社、以来、マネックス証券などを経て現在リテラ・クレア証券で相場情報などに携わっている。営業やディーラーの経験を基に、より実戦に近い形でのテクニカル分析、市場分析に精通している。日本証券アナリスト協会検定会員、日本テクニカル協会会員。著書に『江戸の賢人に学ぶ相場の「極意」 』 (パンローリング)、『儲かる株価チャート集中セミナー』(ナツメ社)。清水洋介の「株式投資の羅針盤」
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