逆に言えば、労組がもしも、
(1)政治団体ではなく、労働者の権利保護団体であることを明確にし、
(2)最も搾取されている労働者層を支持基盤とし、
(3)時代遅れの働き方ではなく、新しい世代が求めるライフスタイルを理解・支持して経営陣に要求し、
(4)視野を世界に広め、戦略的な動き方を学べば、
労組の存在意義を感じる人は、その昔彼らが隆盛を誇った時よりも多くなるはずです。
時代の要請に応じて使命を定義し直せば生き残れる組織も、過去から続く行動や考え方をかたくなに変えたくないというのなら、「存在意義自体が不明」という時代の審判を受ける日が遠からずやってきてしまうのではないでしょうか。
そんじゃーね。
兵庫県出身。バブル最盛期に証券会社で働く。米国の大学院への留学を経て外資系企業に勤務。2010年秋に退職し“働かない人生”を謳歌中。崩壊前のソビエト連邦など、これまでに約50カ国を旅している。2005年春から“おちゃらけ社会派”と称してブログを開始。Twitterアカウントは「@InsideCHIKIRIN」
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