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日経平均 | 9827.51円 | △102.70円 |
売買高 | 16億9166万株 | − |
日経平均先物 | 9820円 | △80円 |
売買代金 | 1兆0487億円 | − |
TOPIX | 851.56 | △4.58 |
値上がり銘柄 | 945銘柄 | − |
東証マザーズ指数 | 368.58 | ▼0.38 |
値下がり銘柄 | 549銘柄 | − |
日経ジャスダック平均 | 1161.00円 | △0.46円 |
変わらず | 160銘柄 | − |
騰落レシオ | 88.48% | ▼0.30% |
週末の大幅下落の反動や予想を上回るGDP、円安を好感して大幅高
先週末の米国市場が軟調、商品相場も大きく下げるものが多かったのですが、日本市場は先週末に既に大きく下落となっており、ある程度織り込んでいたことや、為替が円安に振れたことが好感されて堅調となりました。朝方発表されたGDP(国内総生産)も予想を上回ったことから足元の景気回復期待もあって買いが優勢となりました。外国人売買動向(市場筋推計、外資系10社ベース)も若干買い越しと伝えられ、週末のヘッジ売りの買い戻し一巡後も上値の節目と見られる9800円水準を目指す動きで値持ちの良い展開となりました。
後場も一段高となる場面もあったのですが、上値は限られて方向感のない展開となりました。持高調整の売りに押されて不動産株が安く、商品相場が軟調となり、商社株や非鉄株が安く指数の上値を押さえる要因となっていました。米半導体株が堅調ということもあり、半導体関連銘柄が高く、指数を下支えする格好となりました。円安が進んだことで、ハイテク銘柄や自動車株、機械株なども堅調、為替さえ落ち着けば決算を見直す動きも出るようです。
小型銘柄は主力銘柄が堅調となるなかで、値動きの悪さを嫌気したような見切り売りや手仕舞い売りが嵩んで軟調となるものが多く、日経ジャスダック平均は横ばい、東証マザーズ指数は軟調となりました。先物は朝方こそ、週末のヘッジ売りの買戻しも交えてまとまった売り買いも見られましたが、散発的にまとまった売り買いが出るだけで、大きく方向感を出すような動きはありませんでした。目先筋の小口売買が中心となっていたようです。
決算がほど出揃い、少しだけ決算を見直す動きも見られました。ただ、円高に対する懸念は根強く、足元の好調な業績が続くと楽観的に見る企業も少なく、相変わらず、通期業績を上方修正しても、売られてしまう銘柄も散見されますが、円安となると下期への期待も出て、買い直される銘柄もあると思います。まだ円高懸念が残り、円安に振れても疑心暗鬼なのでしょうが、このまま円安傾向が続くと徐々に底上げ機運も高まって来るものと思います。
堅調となったことで、「三川」からの急落は免れました。遅行線が日々線にサポートされた格好ですが、遅行線が絡む日々線が下落となっていることや、まだ日々線も基準線や移動平均線からの乖離もあり、RSIには上値余地もあるのですが、ストキャスティックスは高値圏からの調整となっており、いったんは遅行線が日々線にサポートされるような場面がまだ見られるものと思います。
堅調な地合いとなっています。遅行線が日々線にサポートされており、底堅さは見られるものと思います。ただ、RSIには上値余地もあるのですが、ストキャスティックスは高値圏からの調整となっており、遅行線が日々線にサポートされながら調整となるか、日々線が転換線のサポートを確認するような調整も見られるのではないかと思います。
基準線を抜けて基準線のサポートを確認するような動きとなりました。遅行線が日々線に押さえられており、ここで日々線を抜けてくるのかどうかが注目されます。ストキャスティックスは高値圏にあるのですが、RSIはまだ上昇が続き上値余地もあり、基準線にサポートされて底堅さは見られ、遅行線を抜けてくるものと思います。
円安を好感する動き
先週末の引け後に2010年12月期の連結最終損益が従来予想を5割以上上回る上方修正を発表、好感した買いが入り大幅高となりました。ガソリン需要の回復などから更なる振れも期待されています。
先週末に独自動車部品大手のブレーキ事業を買収する方向と発表したことから、事業拡大への期待はあるものの増資が懸念されて売られ、軟調となりました。
2012年を目処に中国、インドなど新興国で特許切れ成分を使った後発医薬品の販売を始めると新聞で報じられ、新興国で生活水準が上昇するにつれて拡大が見込まれる医薬品の需要を取り込む動きとして好感されて買われ、堅調となりました。
世界的な信用収縮の動きのなかで、商品相場が大きく売られたことから、資源価格の影響の大きな同社など非鉄株や商社株が売られ、軟調となりました。
先週末に10月の国内たばこ販売数量が前年同月比7割減と発表され、たばこ増税の影響の大きさが改めて嫌気されて売られましたが、後場に入り買戻しが入ると最後は堅調となりました。
円安となったことを好感する動きや外資系証券が投資判断を引き上げたことで、手詰まり感の強い相場のなかで値動きの良い低位株と言うこともあって、目先筋の買いを集め大幅高となりました。
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