美しい日用品、ドイツの見本市「テンデンス」レポート続編(5/5 ページ)

» 2010年11月15日 08時00分 公開
[本間美紀,エキサイトイズム]
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 テンデンスはアートビジューのセクション「カラット」もあり、アクセサリーも展示。こちらもアクセサリー部門のタレンツコーナーの作品。ステファニー・コエルベ氏だ。

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 テンデンスの人気企画「パーソナルショッパー」。今年はウィーンのプロダクトデザイナー、ユリア・ランドシエル氏が登場。これは出展社の商品のなかから、デザイナーが好きなものを選んで展示するという企画で、デザイナーは会場設営中のわずか2日間でセレクトするユニークな企画。

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 ランドシエル氏は左脳と右脳をイメージした空間を作り、グレーとピンクに色分け。左は機能的でシンプルなグッズを、右側は子ども部屋をイメージして、感情を揺さぶるようなかわいらしいアイテムを展示。会場で見たら見落としそうなものも、ここで違った目で再発見できるという企画だ。

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 デザインというと斬新なアイディアや造形的な見た目を期待する人も多いが、本来デザインとは機能美であり、問題解決の鍵となることである。そんなことを改めて認識させられる。そんな企業や商品が目についた。

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 またフランクフルトの見本市会場の魅力は、やはりドイツらしい整然とした会場構成で、訪れる人を迷わせない。自然光や植物を多用する空間など、建築の美しさにも定評がある。今回からは専用のiPhoneアプリが登場するなど、この見本市も、時代に合わせて歩みを止めない様子が見て取れた。

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