資金が不足しがちな起業家にとって悩みどころなのがオフィスの場所。起業家たちはどんな場所にオフィスを構えたいと考えているのだろうか。
クロスコープの調査によると、起業家に「東京でオフィスを構える場合の第一候補」を尋ねると、トップは「新宿」で19%。以下、「品川」が10%、「渋谷」が9%、「東京(丸の内)」が8%、「恵比寿(目黒)」「青山(外苑前、表参道)」がいずれも6%、「六本木」「秋葉原(神田)」がいずれも5%で続いた。
クロスコープでは「1990年代からベンチャー企業に人気のあった渋谷、恵比寿、六本木エリアが依然として人気はあるものの、路線の発達によって神奈川県や埼玉県からも通勤しやすくなった新宿エリアや、羽田空港国際化に伴う品川エリアの人気も高い」とコメントしている。
「オフィスの場所選びで最も重視すること」を聞くと、最も多かったのは、「自宅からの利便性」で26.8%。以下、「取引先との利便性」が22.0%、「クライアントオフィスとの利便性」18.6%、「出張に行きやすい」が7.6%、「ブランドイメージが良い」が7.0%、「設備機器が置ける環境」「自分が好きな街」がいずれも4.9%で続いた。
利便性を重視する声が多いようだが、「許容できる最寄り駅からの所要時間」を尋ねると、7割は最寄り駅から徒歩10分以内のオフィスを求めていた。
インターネットによる調査で、対象は20〜70代の起業家328人。調査期間は7月22日から8月18日。
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