手仕舞い売りも嵩んで軟調清水洋介の「日々是相場」朝刊(2/2 ページ)

» 2010年11月12日 08時46分 公開
[清水洋介,リテラ・クレア証券]
前のページへ 1|2       

本日の注目銘柄

売られ過ぎ好決算銘柄に注目

双  日(2768) 152 △3 、 川 重(7012) 242 △6

 ロシア極東地域にガスタービン発電設備を中心としたコージェネレーション(熱電供給)システムを供給する基本契約を同国政府系企業と結ぶ。川重がガスタービン発電設備の納入、双日は付帯設備の調達を担う。

デンソー(6902) 2668 △19

 2012年初めにブラジルに研究開発拠点を設ける。日本が担っていた南米向けの製品や技術の開発機能を現地に移す。海外の研究開発拠点は欧米、タイ、中国に置いている。インドでも設ける方針で、需要拡大が見込まれる新興国での開発力の強化を急ぐ。

エプソン(6724) 1419 ▼48 、 東エレク(8035) 5100 ▼10

 大型の有機EL(エレクトロ・ルミネッセンス)ディスプレーの製造技術を共同開発する。エプソンが持つインクジェット技術と東京エレクトロンの製造技術を持ち寄り、テレビ用の大型有機ELパネルの量産技術確率を目指す。

パナソニック(6752) 1197 △4

 タイで長寿命タイプのアルカリ乾電池の生産を2011年3月に始める。日本に加えタイでも生産を始め、アジアや欧州の需要を開拓する。乾電池全体の生産量も2015年に5割増やし、世界シェアで首位浮上を目指す。

菱地所(8802) 1465 ▼11

 海外で不動産開発を本格化する。2011年度にもベトナムで分譲住宅の開発に着手する。経済成長力の高いアジア地域などを中心に開発、海外事業の連結営業利益を早期に2011年3月期見込みの2倍に拡大する。

東製鉄(5423) 845 ±0

 今年度中にも使用済み家電や事務機器の鋼材を処理し、電機メーカーなどに供給する事業を始める。安さや環境負荷の低減を武器に、高炉会社がほぼ独占していた電機向けに食い込む。

外国人売買動向(外資系10社ベース)

売り  1830万株

買い  2020万株

(金額ベースも買い越し)

清水洋介氏のプロフィール

慶應義塾大学法学部卒。1983年に大和證券に入社、以来、マネックス証券などを経て現在リテラ・クレア証券で相場情報などに携わっている。営業やディーラーの経験を基に、より実戦に近い形でのテクニカル分析、市場分析に精通している。日本証券アナリスト協会検定会員、日本テクニカル協会会員。著書に『江戸の賢人に学ぶ相場の「極意」 』 (パンローリング)、『儲かる株価チャート集中セミナー』(ナツメ社)。清水洋介の「株式投資の羅針盤


※掲載されている内容は、コメント作成時における筆者の見解・予測であり、有価証券の価格の上昇または下落について断定的判断を提供するものではありません。


前のページへ 1|2       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.