金融緩和効果などを期待する買いもあって堅調清水洋介の「日々是相場」朝刊(2/2 ページ)

» 2010年11月11日 08時52分 公開
[清水洋介,リテラ・クレア証券]
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本日の注目銘柄

引き続き円安に反応し、好決算銘柄見直しの動き

三菱重(7011) 292 △3

 同社などが出資する有機エレクトロルミネッセンス(EL)照明会社は照明用の有機ELパネルを世界で初めて量産する。商業施設の壁や天井、柱などに取り付けるデザイン照明用の光源としての需要を開拓する。

NEC(6701) 228 △3

 米インテル及び米マイクロソフトと電子看板(デジタルサイネージ)分野で協力する。両社の製品を組み合わせた電子看板システムを開発、世界規模の販売促進活動を3社共同で展開する。

電 通(4324) 2184 △85

 携帯端末向けのインターネット広告配信で米アップルと提携する。アップルが手掛けるスマートフォン(高機能携帯電話)向けの広告を日本市場向けに制作・販売する。

パナソニック(6752) 1193 △2

 19型と26型の液晶テレビ用パネルの生産を2011年度初めから開始する。自社の製品に組み込むとともに国内のほかのテレビメーカーにも外販し、新興国のほか、先進国での2台目需要を取り込む。

エルピーダ(6665) 857 △43

 記憶容量が世界最大となるサーバー向けDRAM複合部品を開発した。台湾の複合部品メーカーなどと組み、2011年1−3月期に量産を始める。

信越ポリ(7970) 454 △4

 家庭用燃料電池に使うセパレーターの生産設備をマレーシアに移管し、量産態勢を整えた。製造コストを抑えて競争力を高め、採用拡大につなげる。

外国人売買動向(外資系10社ベース)

売り  1620万株

買い  2400万株

(金額ベースも買い越し)

清水洋介氏のプロフィール

慶應義塾大学法学部卒。1983年に大和證券に入社、以来、マネックス証券などを経て現在リテラ・クレア証券で相場情報などに携わっている。営業やディーラーの経験を基に、より実戦に近い形でのテクニカル分析、市場分析に精通している。日本証券アナリスト協会検定会員、日本テクニカル協会会員。著書に『江戸の賢人に学ぶ相場の「極意」 』 (パンローリング)、『儲かる株価チャート集中セミナー』(ナツメ社)。清水洋介の「株式投資の羅針盤


※掲載されている内容は、コメント作成時における筆者の見解・予測であり、有価証券の価格の上昇または下落について断定的判断を提供するものではありません。


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