「高い美意識と審美眼を持ち、本物を知った30代男性」に向けたライフスタイルのクオリティアップを提案する、インターネットメディアです。アート、デザイン、インテリアといった知的男性の好奇心、美意識に訴えるテーマを中心に情報発信しています。2002年11月スタート。
※この記事は、エキサイトイズムより転載しています。
いま一番注目すべきコンテンポラリーアート展を企画する東京・六本木の森美術館が、来年の企画展のプランを発表した。発表当日は、森美術館館長の南條史生氏をはじめ、キュレーター陣が勢ぞろいし次年度への意気込みが伝えられた。
2011年3月18日(金)〜7月3日(日)
フランス人のコレクター団体によって設立されたマルセル・デュシャン賞設立10周年を記念する展覧会。デュシャンの代表作「フレッシュ・ウィドウ FRESH WIDOW」(俗にフランスの窓「フレンチ・ウィンドウ FRENCH WINDOW」と呼ばれる)に着想を得て構成される。デュシャンの作品をはじめフランスの現代アートを代表するアーティストの作品が集う。出品作家は、東京都現代美術館の「パラレル・ワールド」で食材を使った大きなオブジェを展示したミッシェル・ブラジー、あいちトリエンナーレにも出品したシプリアン・ガイヤール、越後妻有トリエンナーレで古民家のインスタレーションを行ったクロード・レヴェックなど。
同時開催されるMAMプロジェクトは、ベルリン在住の作家田口行弘。
2011年7月23日(土)〜11月6日(日)
建築に興味がある人なら、この「メタボリズム」という言葉を聞いただけでだいたい想像が付くだろう。1960年代に日本に興った建築理論のマニュフェストである。提唱したのは、建築家の丹下健三の影響を受けた建築評論家の川添登氏、建築家の大高正人氏、菊竹清訓氏、黒川紀章氏、槙文彦氏、デザイナーの栄久庵憲司氏。
生物学用語で「新陳代謝」を意味する「メタボリズム」という言葉を提唱し、デザインや思考、建築もどんどん代謝していくべきだと説いた。展覧会では、メタボリズムの発端となった丹下健三氏の思想や大阪万博の資料、模型などを展示する。近年建築家による美術展が多く開催されているが、その歴史を一望できる大規模展覧会となるだろう。
MAMプロジェクトは、中国のアーティスト、ツァン・キンワー。
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