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» 2010年11月09日 08時00分 UPDATE

森美術館、2011年の企画展は? (1/2)

いま一番注目すべきコンテンポラリーアート展を企画する、東京・六本木の森美術館が来年の企画展のプランを発表した。

[上條桂子,エキサイトイズム]
エキサイトイズム

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※この記事は、エキサイトイズムより転載しています。


 いま一番注目すべきコンテンポラリーアート展を企画する東京・六本木の森美術館が、来年の企画展のプランを発表した。発表当日は、森美術館館長の南條史生氏をはじめ、キュレーター陣が勢ぞろいし次年度への意気込みが伝えられた。

「フレンチ・ウィンドウ展:デュシャン賞にみるフランス現代美術の最前線」

2011年3月18日(金)〜7月3日(日)

エキサイトイズム ブリュノ・ペナド「大きな一つの世界」2000年 発泡スチロール、樹脂、ポリウレタン絵の具、木 240×170×100センチ 所蔵:ポワトゥーシャラント地域現代芸術振興基金 Photo(c)Christian Vignaud

 フランス人のコレクター団体によって設立されたマルセル・デュシャン賞設立10周年を記念する展覧会。デュシャンの代表作「フレッシュ・ウィドウ FRESH WIDOW」(俗にフランスの窓「フレンチ・ウィンドウ FRENCH WINDOW」と呼ばれる)に着想を得て構成される。デュシャンの作品をはじめフランスの現代アートを代表するアーティストの作品が集う。出品作家は、東京都現代美術館の「パラレル・ワールド」で食材を使った大きなオブジェを展示したミッシェル・ブラジー、あいちトリエンナーレにも出品したシプリアン・ガイヤール、越後妻有トリエンナーレで古民家のインスタレーションを行ったクロード・レヴェックなど。

 同時開催されるMAMプロジェクトは、ベルリン在住の作家田口行弘。

エキサイトイズム 田口行弘「モーメント:パフォーマティブス・シュパチィーレン」イベント、ピクニック/バーベキュー 2008年 ベルリン、クロイツベルグ

「メタボリズム展:都市と建築」

2011年7月23日(土)〜11月6日(日)

エキサイトイズム 菊竹清訓「海上都市」1963年 撮影:菊竹清訓

 建築に興味がある人なら、この「メタボリズム」という言葉を聞いただけでだいたい想像が付くだろう。1960年代に日本に興った建築理論のマニュフェストである。提唱したのは、建築家の丹下健三の影響を受けた建築評論家の川添登氏、建築家の大高正人氏、菊竹清訓氏、黒川紀章氏、槙文彦氏、デザイナーの栄久庵憲司氏。

 生物学用語で「新陳代謝」を意味する「メタボリズム」という言葉を提唱し、デザインや思考、建築もどんどん代謝していくべきだと説いた。展覧会では、メタボリズムの発端となった丹下健三氏の思想や大阪万博の資料、模型などを展示する。近年建築家による美術展が多く開催されているが、その歴史を一望できる大規模展覧会となるだろう。

 MAMプロジェクトは、中国のアーティスト、ツァン・キンワー。

エキサイトイズム ツァン・キンワー「第二の封印―前進を阻むものすべては汝の糧となる」2009年 リヨン、ラ・シュクリエールでの展示風景
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