夫や妻に知られないよう、こっそりと貯めるへそくり。共働き夫婦では、どのくらいの人がへそくりを隠しているものなのだろうか。
クロス・マーケティングの調査によると、既婚で共働きの男女に「へそくりの有無」を尋ねたところ、39.3%が「ある」と答えたことが分かった。男女別に見ると、「ある」の割合は男性(34.0%)より女性(47.1%)の方が13.1ポイントも高かった。
「ある」と答えた人にへそくりの額を聞くと、最も多かったのは「10万1〜50万円」で28.8%。以下、「50万1〜100万円」が19.3%、「100万1〜500万円」が18.3%、「5万1〜10万円」が15.3%、「5万円以下」が11.7%で続いた。
全体的に見ると「50万円以下」が55.8%と約半数を占めており、また男女別に見ると女性の方がへそくり額が高額になる傾向にあった。
へそくりのねん出方法については、男女ともに「欲しいものを我慢する」がトップ。2位以下では、男性では「投資で増やした金額を充当」「飲食費を切り詰める」が続き、女性では「生活費を切り詰める」「配偶者に自分の普段の給料を正しく伝えていない分の差額を充当」が続いた。
苦労して貯めたへそくりだが、どんなことに使うのだろうか。へそくりを自分のために貯めている人に「へそくりで購入、利用したもの」を尋ねると、男性では「宝くじ(年末ジャンボ、ロト6、totoなど)」(17.6%)「ノートPC」(16.9%)「使ったことはない」(16.2%)、女性では「洋服」(36.7%)「貴金属・アクセサリー」(24.1%)「貯金」(22.8%)が上位。全体的な傾向を見ると、男性ではギャンブル系の消費、女性では装飾品の消費が目立っているようだ。
インターネットによる調査で、対象は20〜69歳の既婚で共働きの男女1000人(男性597人、女性403人)。調査時期は2010年10月。
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