好決算と円高のせめぎ合いか
英領北海などで複数の油田鉱区の権益を取得した。大陸棚の浅い海域の油田が多く、深海油田開発の規制対象にはならない見通し。両社は北海を油田開発の中核地域に位置づけている。
来年を目処に昭和電工のカーエアコン用の部品事業を買収する。これまで、昭和電工から熱交換器を購入し、自社製品の部品に組み入れてカーエアコンとして納入していた。自社で手掛けていない部品を取り込むことで、カーエアコン事業の強化につなげる。
タイで生産する小型車の一部を国内工場に移管する。東南アジア向けの販売が好調で、タイ工場の生産余力が足りないことから国内に移す。円高の影響で1台あたりの利益は減るが販売台数が増えるので利益面での貢献は大きいとしている。
2011年1月に注射器などの生産・販売を手掛ける子会社をインドネシアに設立する。インドネシアは経済成長に伴って医療関連市場も拡大、現地の需要にあった製品を投入し、医療器具事業を拡大したい考え。
医療関連事業を拡充する。やけどなどの患部に貼り付けて修復する人工皮膚にうみを取り除き易いタイプなどを追加、提携する英医療機器メーカーを通じて2011年にも欧州で販売を始めるなど海外展開も加速する。
チリの水事業大手を買収する。買収対象会社が持つチリ国内の約70の浄水場、下水処理場を引き取り、その運営から利用料金の徴収までの一連の事業を手掛ける。日本企業による水事業の買収案件で過去最大となる。
売り 1440万株
買い 950万株
(金額ベースは買い越し)
慶應義塾大学法学部卒。1983年に大和證券に入社、以来、マネックス証券などを経て現在リテラ・クレア証券で相場情報などに携わっている。営業やディーラーの経験を基に、より実戦に近い形でのテクニカル分析、市場分析に精通している。日本証券アナリスト協会検定会員、日本テクニカル協会会員。著書に『江戸の賢人に学ぶ相場の「極意」 』 (パンローリング)、『儲かる株価チャート集中セミナー』(ナツメ社)。清水洋介の「株式投資の羅針盤」
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PRアクセスランキング