コラム
» 2010年10月28日 14時48分 UPDATE

杉山淳一の+R Style:第42鉄 海底駅、連絡線、昭和の記憶――津軽海峡の今昔を訪ねる (1/6)

東北新幹線新青森駅延伸まであと少し、青森県周辺は盛り上がっているようだ。でも、新幹線の延伸には心配事もついてくる。竜飛海底駅見学の終了が今後予想されるからだ。今回は、去就が心配な寝台特急「あけぼの」、特急「白鳥」を乗り継いで、青函トンネル内の「竜飛海底駅」を目指した。

[杉山淳一,Business Media 誠]

「あけぼの」と「白鳥3号」の乗り継ぎがベストチョイス

map 今回のルート。GoogleMapsで筆者による各ポイントについての説明が読める

 毎年のように廃止が発表される寝台特急列車。2009年3月に東京−大分・熊本間の「富士・はやぶさ」が廃止され、2010年3月には東京−金沢間の「北陸」が廃止された。こうなると東京−秋田−青森を結ぶ寝台特急「あけぼの」の去就が気になる。車体の老朽化も心配だし、東北新幹線の新青森延伸も廃止のきっかけになりそうだ。

 地元紙、東奥日報の報道によると、JR東日本秋田支社は「あけぼの」について「当面は存続」という方針のようだ。JR東日本本社が発表した新幹線開業関連のダイヤ改正概要でも「あけぼの」「日本海」についてはノーコメント、つまり現状通りに継続ということらしい。安心しつつも“当面は”という言葉遣いは気になる。そこで今回は上野から寝台特急「あけぼの」に乗って青森へ。そこから「白鳥3号」で竜飛海底駅へ向かった。

ay_01.jpg 寝台特急「あけぼの」B寝台個室「ソロ」。北陸のソロとは違い、線路と同じ向きになる。扉が小さくて、元健康優良児にはツラかった
ay_02.jpg 秋田駅で仕入れた駅弁「特製牛めし」

 竜飛海底駅で下車するためには、定員制の「竜飛海底駅見学整理券」を予約する必要がある。このチケットは購入時に3つのコースを選択できる。函館を出発して見学後に青森へ抜ける「竜飛1コース」、逆に、青森を出発して見学後に函館に向かう「竜飛2コース」、函館発で函館着の「竜飛3コース」だ。すべて列車が指定されており、青森発は「竜飛2コース」しか選択肢がない。その指定列車が「白鳥3号」となっている。

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