「いい転職」とは? 転職経験者と未経験者で違い

» 2010年10月25日 16時34分 公開
[土肥義則,Business Media 誠]

 あなたにとって「いい転職」とは何ですか? 転職経験者に聞いたところ「良い同僚・上司に出会える」(85%)と答えた人が最も多いことが、インテリジェンスが運営する転職サービス「DODA(デューダ)」の調査で分かった。回答者からは「優秀な上司に出会い、その人に必要とされること」「良い同僚に出会い、お互いに良い刺激を与えられること」といったコメントが多く、「一緒に働きたいと感じる相手から自分も求められることが、『いい転職』だと感じていることがうかがえた」(DODA)

 このほか「将来の目標に近づける」(72%)、「転職先とwin-winな関係」(65%)、「キャリアアップできる」(51%)と続いた。この結果について「長期的にその会社で働くことを見据え、転職先の企業や人と良い関係を築けていることが、『いい転職』と考える傾向にあることが分かった」(DODA)としている。

転職未経験者にとっての「いい転職」

 一方、転職したことがない人にとって「いい転職」をどのように考えているのだろうか。「自身のスキルが活かせる」(68%)と答えた人が最も多く、次いで「プライベートが充実する」(67%)、「職場環境が改善される」(58%)、「給与・待遇がアップする」(57%)と給与アップや就業環境の改善といった項目が目立った。

あなたにとって「いい転職」とは何ですか? (出典:DODA)

 回答者からは「培ってきたスキル・経験を生かして、今よりも良い条件の会社へ転職する」ことが「いい転職」だと感じている人が多い。「転職未経験者は、現状改善や転職後すぐに得られるメリットを重視する傾向にあるようだ」(DODA)

 インターネットによる調査で、関東・関西・東海エリアに在住する22〜39歳のビジネスパーソン1000人(うち転職未経験者417人)が回答した。調査期間は9月16日から9月18日まで。

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