今の若者と昔の若者に聞く“自動車のイメージ”

» 2010年10月22日 20時48分 公開
[Business Media 誠]

 “自動車離れ”が進んでいるといわれる現代の若者。かつて若者だった世代と自動車に対して抱く気持ちに違いはあるのだろうか。

 メルセデス・ベンツ日本の調査によると、都心在住の「若者」(18〜30歳)と「昔の若者」(50歳以上)に「自家用車が欲しい(欲しかった)ですか?」と尋ねたところ、「欲しい(狂いそうになるほど欲しい+相当欲しい+まあ欲しい)」は若者では54.7%と、昔の若者の69.8%を下回った。

 かつて憧れの商品だった自動車の購入意欲は減退しているようだが、昨今よく語られる「若者の自動車離れ」という言葉へのイメージを聞くと、「どうでもいい」(40.5%)や「マスコミがあおり過ぎ」(35.5%)という回答が多く、「重要な問題だ」ととらえている割合はわずか9.1%だった。

自家用車が欲しい(欲しかった)ですか? (出典:メルセデス・ベンツ日本)

 新旧の若者で自動車のイメージは異なっているのだろうか。いくつかの気持ちについて自動車に対して抱くか尋ねたところ、若者では「必需品」(39.9%)や「楽しそう」(38.8%)、「かっこいい」(37.6%)などの割合が高く、昔の若者では「必需品」(51.2%)や「楽しそう」(23.3%)、「活用したい」(22.9%)などの割合が高かった。

 上位の項目は重なっているものも多かったが、「今の自分には欲しくても持てない」は若者が23.3%に対し、昔の若者は9.3%となっており、メルセデス・ベンツ日本では「金銭面や住居の面から(今の若者は)自動車の所有が難しいことが分かる」とコメントしている。

 インターネットによる調査で、対象は都心(東京・神奈川・埼玉・千葉)在住の「若者」(18歳〜30歳)258人と「昔の若者」(50歳以上)258人。調査期間は9月28日と29日。

自動車に対して抱く気持ち(出典:メルセデス・ベンツ日本)

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