2010年のクラスカの東京デザインウィークは?(1/4 ページ)

» 2010年10月18日 13時31分 公開
[草野恵子,エキサイトイズム]
エキサイトイズム

エキサイトイズムとは?

「高い美意識と審美眼を持ち、本物を知った30代男性」に向けたライフスタイルのクオリティアップを提案する、インターネットメディアです。アート、デザイン、インテリアといった知的男性の好奇心、美意識に訴えるテーマを中心に情報発信しています。2002年11月スタート。

※この記事は、エキサイトイズムより転載しています。


 東京・目黒のクラスカでは、今年も東京デザインウィーク期間から3週にわたってデザインタイドトーキョー2010のエクステンション会場として「CLASKA Edition 2010」と題したイベントを展開する。趣向を凝らした展示が4本行われる予定だが、いち早くその一部を紹介。

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 まずは、6組のデザイナーが参加する「ダンボール・ハイ - or-itaでつくるプロダクト展」。「or-ita」とは、デザイナーの織咲誠氏が、自身の必要にせまられて発明した、段ボールを自在に加工する道具のこと。段ボールに自在に折り目をつけて加工できるため、梱包するもののサイズや形にあわせて手持ちの段ボールを美しく成型することができる、非常に合理的で革新的なカッターなのだ。

エキサイトイズム オリジナルマザーモデル(本格商品化の前の原形モデル)限定555本を、現在織咲氏が購入希望者に直接販売中
エキサイトイズム 「or-ita」を使って段ボールを加工した、花束のラッピングでの使用例。ごく狭いスパンでの折り曲げ加工が可能になっている

 この展示では、「or-ita」を使って6組のデザイナーが制作した作品を紹介しながら、実際に「or-ita」を使ってのワークショップも開催予定だ。キュレーションを手がけるのは、公式ブログでもおなじみ、デザインディレクターの岡田栄造氏。参加デザイナーは、大江よう氏(衣服生物学研究所)、POSTALCO、造形作家・古賀充氏、建築家・中村竜治氏、プロダクトデザイナー・清水久和氏、そして「or-ita」を発明した織咲誠氏。展示作品についての現時点での情報は、スケッチ段階のものがほとんどだが、すでに各自の斬新な発想があらわれており、相当面白い展示となりそうだ。

エキサイトイズム 左上から、大江よう、古賀充、中村竜治、清水久和、織咲誠
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