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» 2010年10月18日 08時35分 UPDATE

清水洋介の「日々是相場」朝刊:金融緩和期待もあってまちまちの展開 (1/2)

[清水洋介,リテラ・クレア証券]

<NYダウ>11062.78▼31.79

<NASDAQ>2468.77△33.39

<為替:NY終値>81.45-81.51

強弱入り混じる決算のなか、前日に続き金融不安が足を引っ張り、金融緩和期待もあってまちまちの展開

 前日に続き差し押さえ住宅の売却停止問題から金融不安が高まり、銀行株などが前日に続いて売られ、決算動向も強弱入り混じる格好で指数は方向感はなく、ダウ平均は軟調となったものの、ナスダック指数は堅調となりました。FRB(連邦準備理事会)議長の金融政策について一段の行動が必要な状況と言う講演内容が伝われると金融緩和期待も高まり、指数の下支えとなりました。

 商品相場が週末ということで、利益確定売りなどもあって上げ一服となったことも株式市場でも週末の手仕舞い売りを急がせる結果となりました。企業決算は決して悪いというものではないのですが、経済指標が芳しくないものが目立っていることもあり、金融緩和期待が根強く、そうした状況の中でFRB議長の力強い言葉が聞かれるとますます金融緩和を織り込む動きとなって来るものと思います。

 個別には前日引け後に予想を上回る決算を発表したアドバンスト・マイクロ・デバイス(AMD)は利益確定売りに押されて小幅安となりましたが、インテルは横ばいでしっかりとした展開となり、前日引け後に身売りの可能性を示唆したシーゲート・テクノロジーズが大幅高、連れるようにしてヒューレット・パッカード(HP)やシスコシステムズが堅調、前日引け後に好決算を発表したグーグルも大幅高となり、同業のヤフーも上昇するなどハイテク銘柄は総じて堅調となりました。前日に続き差し押さえ住宅の売却停止問題からJPモルガン・チェースやバンク・オブ・アメリカが大幅安となるなど銀行株が軒並み軟調、指数を押し下げる要因となりました。

本日の相場

日経平均

 先週末の日本市場は前日の大幅高の反動や週末の手仕舞い売り、持高調整の売りに押されて軟調となりました。米国株の上昇が一段落となったことや円高が進んでいることから売り急ぐ場面もあり、終始軟調となりました。外国人も売り越しということもあり、買い気の乏しい中で手仕舞い売りに押されるものが目立ち、指数も軟調となりました。円売り介入を期待していた向きの見切り売りやヘッジ売りもあったものと思います。

 週明けの日本市場は週末のヘッジ売りの買い戻しも交えて、足元の業績が好調な銘柄が買われるものと思いますが、引き続き為替動向を見ながらの展開となって来るのでしょう、円高懸念が根強い一方で介入期待もあり、為替の影響の大きな銘柄などは積極的に売り買いがし難いと思われます。ただ、総じてこれまで慎重な収益見通しを示していた企業も「思ったほど悪くない」と言う状況であり、決算発表を前に輸出株なども底堅い堅調な展開となるものと思います。

 日経平均の水準としては引き続き9500円〜600円水準が中心となるものと思います。円売り介入でも見られれば9800円〜900円水準を目指すことになるのでしょうし、介入がないと確認されれば9200円〜300円水準の下値を試すことになるのでしょう。日経平均が10000円を超えてくるには円高懸念が薄れることに加えて決算が予想を上回ることが必要でしょうし、逆に9200円〜300円を割り込むには慎重な企業業績見通しよりもさらに業績の落ち込みが見られる場合ということになるのでしょう。

本日の注目点

◇8月の第3次産業活動指数(経産省、8:50)

◇9月の全国百貨店売上高(日本百貨店協会、14:30)

◇8月の対米証券投資

◇9月の米鉱工業生産

◇9月の米設備稼働率

◇9月の全米住宅建設業協会(NAHB)住宅市場指数

◇ロックハート・アトランタ連銀総裁が講演

◇海外7−9月期決算:アップル、シティグループ、IBM

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