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» 2010年10月14日 08時40分 UPDATE

清水洋介の「日々是相場」朝刊:金融緩和期待が根強く、商品相場の上昇もあって堅調 (1/2)

[清水洋介,リテラ・クレア証券]

<NYダウ>11096.08△75.68

<NASDAQ>2441.23△23.31

<為替:NY終値>81.78-81.84

金融緩和期待が根強く、商品相場の上昇もあって堅調

 朝方発表された大手銀行の決算や前日引け後の半導体大手の決算が予想を上回ったことから買い先行となり、その後も値持ちの良い展開が続き堅調となりました。引き続き金融緩和期待が根強く、潤沢な資金供給が期待できるとして商品相場には投機的な資金も流入し、商品相場が堅調なことも素材株の収益拡大につながるとして株式市場の後押しとなり、ドル安効果で新興国の経済拡大の恩恵を受ける景気敏感銘柄なども買い直されて堅調な展開が続いています。

 中国の貿易統計が予想を上回ったことや石油需要予測が上方修正されたことも世界的な景気拡大が期待されるとして相場の後押しとなりました。世界景気拡大のなかでのドル安効果、金融緩和効果が企業業績はもちろん、株価の動きそのものを押し上げているような感じです。今後は米国内の雇用や個人消費の部門にまでドル安効果や金融緩和効果が広がっているのかどうかが注目されることになるのでしょう。

 個別には予想を上回る決算を発表したインテルは大幅に近い下落、JPモルガン・チェースも軟調となるなど材料出尽くしとなりました。世界的な景気拡大の恩恵を受けるような景気敏感銘柄のキャタピラーやGE(ゼネラル・エレクトリック)は堅調、商品相場が堅調となったこともあり、アルコアが高く、モンサントは大幅高となりました。アップルやIBMなどハイテク銘柄も堅調、ヤフーは大幅高となりました。金先物価格が最高値更新となったことでニューモント・マイニングやパブリック・ゴールドも堅調となりました。

本日の相場

日経平均

 昨日の日本市場は米国株高や機械受注が予想を上回ったことなどから買い先行となりました。ただ、為替は依然として円高傾向にあることもあって、最後まで買い切れず、前日の大幅下落の反動が期待された割には、好材料が見られた割には上値の重い展開となりました。円売り介入を期待する向きも多く、また持高調整と見られる売り買いも多く、指数の上値が重くなりました。

 引き続き米国市場は堅調、商品相場も堅調なのですが為替は落ち着いているとは言え円高傾向は変わらず、日本市場は今日も上値が重そうです。円高のせいで世界的な景気拡大の恩恵が少ないのですが景気が拡大しているかいないか、景気が回復しているのか否かといえば回復しているということで、日本市場でも少なくとも金融緩和の恩恵を受けるような企業の業績上振れを期待してもいいのではないかと思います。商品相場が堅調となっていることから、非鉄株や商社株、食品株などが物色される場面もあるかもしれません。

 日経平均は引き続き9500円〜600円水準での上値の重さを試す動きとなりそうです。為替は円高傾向ではあるものの落ち着きも見られ、持高調整の売りが出なければ9200円〜300円水準の下値を試すこともなさそうです。9500円水準を抜けて、9500円水準での底堅さが確認できるのかどうかが注目されることになりそうです。持高調整の売りが嵩むようであれば9500円水準で上値の重い展開になるのでしょう。

本日の注目点

◇9月の企業物価指数(日銀)

◇9月の首都圏・近畿圏マンション市場動向(不動産経済研究所)

◇30年物国債〔10月債〕入札

◇9月の米卸売物価指数(PPI)

◇8月の米貿易収支

◇米30年物国債入札(銘柄統合)

◇海外7−9月期決算:AMD、グーグル

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