ポルシェジャパン、新型「911スピードスター」導入へ(3/3 ページ)

» 2010年10月12日 14時09分 公開
[日岐まほろ,エキサイトイズム]
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 また、911スピードスターの導入発表に先んじて、911シリーズに新モデル「911カレラGTS」「911カレラGTSカブリオレ」が導入されることも発表されている。カレラGTSは911シリーズに新たに加わるモデルレンジで、これまでのカレラシリーズの上位機種、カレラSを上回る性能を与えられている点が特徴だ。両モデルは911スピードスター同様、日本国内では10月15日より予約受注が開始される。価格はカレラGTSが1604万円、カレラGTSカブリオレが1852万円。

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 カレラGTSは、排気量3.8リットルの水平対向6気筒自然吸気エンジンを搭載し、後輪駆動のみの設定となる。最高出力は408馬力で、これはカレラSを23馬力上回る数値。自然吸気エンジン搭載車のトップモデル、GT3にも迫るパフォーマンスだ。最大トルクは数値こそカレラSと同値の420ニュートンメートルだが、吸気効率の向上に重点を置いた専用インテークシステムの採用などにより、最大トルク発生回転数はカレラSに対し200rpmほど引き下げられた4200rpmとなった。トランスミッションはカレラGTS、カレラGTSカブリオレともに7速PDK仕様となる。

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 カレラGTSの外観上の特徴としては、フトントエプロン、サイドスカート、19インチRSスパイダーホイールなどさまざまなエクステリアパーツにブラックカラーが用いられる点が挙げられるが、最大の特徴となるのが現行911シリーズの後輪駆動モデルとしては唯一となるワイドボディの採用(限定生産車を除く)だろう。カレラシリーズにおいてワイドボディは四輪駆動モデルにのみ与えられていたもの。ポルシェ伝統のリヤ駆動とグラマラスなワイドボディという組み合わせは、多くのポルシェファンの心をくすぐるディテールとなるに違いない。

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