2010年電動アシスト自転車市場は前年比15.1%増の42万台に

» 2010年09月29日 13時44分 公開
[堀内彰宏,Business Media 誠]

 矢野経済研究所は9月27日、「小型電動モビリティ市場に関する調査結果」を発表、2010年の国内電動アシスト自転車市場(メーカー出荷ベース)を、出荷台数は前年比15.1%増の42万台、出荷金額は同16.9%増の265億円と予測した。

 同研究所では「2008年12月の道路交通法改正によるアシスト比率※の改良により、需要増加に弾みがついており、環境意識や健康志向にも後押しされる形で今後も増加推移が続くと考える」とコメントしている。

※アシスト比率……人の力に対するモーターの力の比率。従来の1:1から1:2へと変わり、ペダルをこいだ力の最大3倍の力を出せるようになった。

 業務用製品の投入が増えつつあり、街中での配送など、比較的狭い範囲での移動に関しての法人による置換需要も今後増加していくと推測されることから、同研究所では出荷台数を2013年には68万台、2020年には130万台にまで拡大すると予測している。

国内電動アシスト自転車市場規模推移(出典:矢野経済研究所)

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