世界各国の旅行情報が集まるイベント「旅行博2010」が、9月25日、26日にかけて東京ビッグサイト(東ホール1〜3)で開催される。開催時間は10時から18時まで、入場料は大人1200円、学生600円。
正式名称は「JATA世界旅行博2010」といい、毎年10万人が来場するアジア最大級の旅行関連イベントだ。今年も139の国と地域から685企業・団体が参加する(中国国家観光局は「その都合により」参加を見合わせた)。
各国の趣向を凝らしたブースのほかにも、旅行博に参加できなかったり、国内に観光局がなかったりする国々を主催者が紹介する「ミート・ザ・ワールド」、旅行会社13社が専門性の高い旅行プランを提案する「旅のストリート」、有名ホテルのテイクアウトフードが食べられる「ホテルグルメ」などの企画もある。
プレスや業界関係者向けに公開された24日だけでは、回りきれなかった旅行博。大洋州やアジアのブースを中心にちょっとだけ紹介しよう。
豊かな自然と人間よりも羊の方が多いという牧歌的なイメージが強いニュージーランド。今年は、ワイン、アイスクリーム、ハチミツ、化粧品などの特産品の展示を中心に展開する。味覚を通して同国の新しい側面に触れられそう。バニラアイスにキャラメルの粒が入ったホーキーポーキーアイスクリームの試食会は1日2回、各回100個限定だ。
オーストラリア政府観光局が展開するキャンペーン「私のイチオシ」と連動する形でブースを構築する。3万件以上の現地の人たちの“イチオシ”の中から約3500件を日本語化しWebサイト上で公開した。ブースではSkypeで現地とつなぎ、日本人が知らない“生”のイチオシが聞けるかも。オーストラリアの風景をバックに、オーストラリアに行ったかのような記念写真を撮影してもらえる。
グアムの目玉はステージ企画。25日は水着の三愛による「ビーチリゾート水着ショー」を、26日は子連れでのリゾートウェディング(子連れリゾ婚)の紹介をかねて本当に結婚式を行うという。このほか、チャモロダンスのセミナーとレッスンやミス・グアムとの記念撮影など。
オリジナルゆるキャラ「サイパンだ!」を前面に打ち出すブースは、マリアナ政府観光局。父親がサイ、母親がパンダの男の子で、両親がロタ島で結婚式を挙げ、サイパン島でハネムーンをしたという設定だ。日本サイパン旅行業協会や現地リゾートから日本語を話せるスタッフが来日しているので、気楽に「ハファデイ(チャモロ語でこんにちは)」と会話してみよう。
香港ブースでは、30分から1時間おきにクイズ大会を開催する。キャセイパシフィック航空や香港ディズニーランドからのプレゼント(残念ながら香港旅行はないという)やヤムチャが体験できる。
「旅行台湾・感動100」がテーマ。台湾から100人以上の観光誘致団が来日し、台湾各地の魅力を紹介する。ステージでは観光ゲームや伝統舞踊を披露するほか、無料でお茶を楽しめる「台湾茶藝館」や足裏マッサージ体験(整理券配布)を展開する。
今年からの標語「YourSingapore.com」をブースで表現。シンガポール料理の屋台では、ハイナンチキンライス(海南鶏飯、850円)やシンガポール風チキンカレー(700円)、ラクサ(麺料理、500円)などが食べられる。
ボルネオ島サバ州の伝統舞踊団によるステージパフォーマンスのほか、2009年7月に国内でデビューしたマレーシア人R&Bシンガー、Aizdean(アイズディーン)のライブなどを開催。音楽を通じてマレーシアを感じられそうだ。
タイブースもステージでの伝統舞踊が見どころ。フルーツや石けんに彫刻を施すカービングの実演、タイマッサージの体験などが楽しめる。
旅行博でひときわ大きいブースを展開する韓国では、「思いやり」と「地方観光」がテーマ。2010年から2012年までを「韓国訪問の年」として観光やグルメなどでさまざまなサービスを展開している。忠清南道の扶余(プヨ)を中心に「世界大百済典」というお祭りも開催中だ。ステージでは、ダンスミュージカル「Sachoom(サチュム)」のパフォーマンスも。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR注目記事ランキング