電気・ガス・水道を賢く供給する、“マルチグリッド”とは：松田雅央の時事日想（3/4 ページ）

[松田雅央，Business Media 誠]

　月間消費データをみると9月4日から14日まで家を空けていることが分かる。おそらく夏休みの旅行だ。小中高校は9月13日（月）から始まるので子どもは新学期の最初の2日間は学校を休んだのだろう。

　年間消費データ、特にガス消費によると、1月がピークで4月以降はかなり少なくなっているから暖房はガスだ。

　データベースには表1のような他世帯との消費データ比較結果もある。これはごく簡単なものだが、将来的にはもっと詳細な分析結果を提供することも可能になる。

　家族はこういったデータをさまざまな形でエネルギーと水道の節約に利用することができる。

　例えば暖房エネルギーの消費量が平均よりかなり大きければ、おそらく家屋の断熱効率が悪いので、まずは窓のカーテンを厚いものに替えてみる。それでも変わらないようであれば大規模な断熱工事を検討したほうがいい。

表1 他世帯との電力消費量比較

あなたの世帯の電力消費量（平均的な世帯）	コメント
5.98 kW/h（11.88 kW/h）	あなたの世帯の消費量は全世帯の平均消費量より少量です。

他世帯とのガス消費量比較

あなたの世帯のガス消費量（平均的な世帯）	コメント
2.71m3（4.14立方メートル）	あなたの世帯の消費量は全世帯の平均消費量より少量です。

他世帯との水道消費量比較

あなたの世帯の水道消費量（平均的な世帯）	コメント
151.68リットル（384.66リットル）	あなたの世帯の消費量は全世帯の平均消費量より少量です。