JRの普通列車に限り、乗り放題の青春18きっぷ。各駅停車ならではの場所へ行こう! というわけで、青春18きっぷの旅の2回目は、上野から高崎線を北上した。目的地は吾妻線。群馬県渋川市と同吾妻郡嬬恋村を結ぶ路線だ。嬬恋村といえばレタスなど高原野菜で知られている。酷暑の夏、嬬恋村ならきっと涼しいだろうと期待した。
もう1つ吾妻線と言えば「日本一短い鉄道トンネル」も有名だ。このトンネルは、昨年の政権交代で話題になった「八ツ場ダム」の工事関連で廃線になる予定。今のうちに観ておきたい。
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「青春18きっぷ」はJRの企画きっぷで、JR全線の普通列車(快速含む)の普通車自由席とJR西日本宮島フェリーに1日乗り放題になる。特急や急行列車には乗れないが、普通列車のグリーン車自由席であれば、グリーン券を別途購入すれば乗車できる(ただし、中央ライナー、青梅ライナー、マリンライナーなどは除く)。
1万1500円で5回使えるため、1枚あたりの値段は2300円ということになる。1人で5日(5回)使ってもいいし(利用日が連続している必要はない)、同一行程であれば5人グループで日帰り旅行に使ってもいい。2人で2日(2回)ずつ使って残り1回を1人で日帰り旅行、という使い方も可能だ。
「青春18きっぷ」という名前だが、年齢制限はないので大人でも子どもでも利用可能。ただし、利用できるのは年に3シーズンのみ。2010年の利用期間(発売期間)は以下の通りだ。春は2月20日〜3月31日(発売期間:3月1日〜4月10日)、夏は2010年7月20日〜9月10日(利用期間:2010年7月1日 〜 8月31日)。2010年冬の利用期間は8月末現在まだ発表されていない。【編集部】
普段の休日は昼まで寝ている父が、ゴルフに行く日はとっても早起きだった。朝寝が大好きだった私は、そんな父を不思議に思った。しかし、自分がその父の歳になって分かった。自分が好きなことのためなら早寝早起きが苦にならないんだなぁ。それだけ遊ぶ時間が貴重になったのかも……というわけで、朝4時に起きて始発列車に乗った。上野発05時13分の高崎線に乗ると、高崎駅到着は06時55分である。もっとも約1時間半の車中は居眠りの連続だったが、この居眠りもまた心地よい。
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