「ビジネスシーンでは派手だろう」。これがOCEANUS Manta(オシアナス マンタ、型番:OCW-S1400 1AJF、13万6500円)の第一印象だった。
→長期使用レポート第1回「海の匂いがするクロノグラフ『OCEANUS Manta』」
筆者にとって、腕時計のイメージは「派手」「重い」「メンテナンスが大変」であり、この先入観はオシアナスでも同じだった。しかし、いざ身に着けてみると、それは間違いだと気付く。
オシアナス マンタの重量は約90グラム。チタン製ケースの厚さ約10.9ミリで、着け続けていても腕が重くなることはない。デスクワーク中に腕時計を外す人もいるが、これならば着けたままでも普段と同じ感覚で作業ができる。
文字盤のブルーは、腕時計単体として見れば派手な印象を受ける。しかし、腕に着けた状態では嫌味な感じはない。スーツやワイシャツと合わせれば、キリリとした雰囲気すら醸し出す。特に、紺色のスーツと相性がよく、スーツ地と文字盤のブルーがグラデーションとなり映える。
執務室内でデスクワークをするときにはジャケットを脱ぎ、ワイシャツ姿になることもあるだろう。47.2×42.4ミリというケースサイズのオシアナスは、袖口でも主張し過ぎず、それでいて盤面の視認性は高い。
ビジネスシーンにおいて、オシアナスは“使える”時計だ。これには、筆者を含めアイティメディア男性社員の多くが口を揃える。
まず、電波ソーラー腕時計であるということ。特に営業社員に好評な機能だ。いかなるときも正確に時を刻み続けており※、時計のズレを理由に待ち合わせや会議に遅れることはできない。ソーラー充電システム「タフソーラー」により、日常使いの中で充電され、バッテリー切れの心配もほとんどない。
汗や汚れに強いチタン製のケースやバンドの着け心地も好評だ。外回りが多い営業スタッフは、特に夏場は腕時計周りに汗をかき不快な思いをする。
実際にオシアナスのユーザーである営業社員のI氏は「日本発の高度なギミックのかたまりである、オシアナスのような最先端ガジェットを身に着けることの楽しみ」を挙げる。同じく、ユーザーの編集部員N氏は「オシアナスは身に着けていることを忘れてしまう。妻に怒られたが、オシアナスを外すことはあり得ないだろう」という。
どうやらオシアナスはオンタイムだけでなく、オフタイムでも“使える”腕時計のようだ。次回は、カジュアルシーンでの使い勝手に注目してみよう。
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