それは目立つ仕事であり、やりがいのあるものだった。当時、6人の部員がいた。その中の数人は、人事部とのヒアリングの場でわたしのことを「部長からえこひいきされている」と嫉妬(しっと)していたという。人事部員から聞いた話である。いま、振り返ってもえこひいきされていたことは間違いがない。
職場できれいごとはタブーだ。競争社会である以上、勝たねばならない。そのためには、上司を味方にして抱き込むことである。このようになれば、一段といい仕事を得ることができるし、自分のテンションも確実に上がる。おのずと、高い評価を得る可能性が高くなる。
上司を否定し、「辞めてやる」と辞表を出す前に、目の前の上司のクセを見抜き、行動をとることを考えてみてほしい。それは、転職後も独立後も必ず生きるものである。
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