コラム
» 2010年09月17日 08時00分 UPDATE

吉田典史の時事日想:最悪な上司とつきあう方法 (1/4)

仕事ができないのに、偉そうに振舞う上司は多い。そうした上司に対し、部下はどのように対応すればいいいいのだろうか。今回の時事日想は、バカな上司をうまく操る方法を紹介する。

[吉田典史,Business Media 誠]

著者プロフィール:吉田典史(よしだ・のりふみ)

1967年、岐阜県大垣市生まれ。2005年よりフリー。主に、経営、経済分野で取材・執筆・編集を続ける。雑誌では『人事マネジメント』(ビジネスパブリッシング社)や『週刊ダイヤモンド』(ダイヤモンド社)、インターネットではNBオンライン(日経BP社)やダイヤモンドオンライン(ダイヤモンド社)で執筆中。このほか日本マンパワーや専門学校で文章指導の講師を務める。

著書に『非正社員から正社員になる!』(光文社)、『年収1000万円!稼ぐ「ライター」の仕事術』(同文舘出版)、『あの日、「負け組社員」になった…他人事ではない“会社の落とし穴”の避け方・埋め方・逃れ方』(ダイヤモンド社)、『いますぐ「さすが」と言いなさい!』(ビジネス社)など。ブログ「吉田典史の編集部」、Twitterアカウント:@katigumi


 数年ぶりにかつての上司(50代前半、当時は部長)と“再会”した。それは、シンポジウムでのパネルディスカッションの場だった。そこに取材で出向いたところ、偶然にも彼がパネリストとして参加していた。数百人の聴衆の前で話をするその表情は、いかにもご満悦といったものだった。

 振り返ると、この上司は仕事ができない人だった。何よりもスピードが遅い。また俯瞰(ふかん)でとらえて大切なところを見定め、そこに力を入れていくことができない。ほかの上司よりも3〜4倍ほどの時間がかかるので、部員の報告書がしばしば止まっていた。

 トラブルは得てして、そういうときに起きる。例えば、ある部員が「報告書はどうなりましたか?」と尋ねると、上司は自分が否定されたと受け止めるのだろう。顔色が変わり、感情的に反論をする。それどころか、「君の報告書は誤りが多い」とミスをあげつらう。有名私立大学の付属中学校からエスカレート式に上がってきたお坊ちゃまである。甘やかされてきたから、人から何かを言われることに免疫ができていない。

 もし部下が反論をすると、本人がいないとこでみんなに聞こえるように言う。20代後半の女性には「彼女は結婚し、うつ病になった」と。30代前半の女性には「前の部署でもトラブルメーカーだった」と。その多くが、嘘だった。

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