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» 2010年09月13日 08時57分 UPDATE

清水洋介の「日々是相場」朝刊:引き続き景気回復鈍化懸念が薄れて堅調 (1/2)

[清水洋介,リテラ・クレア証券]

<NYダウ>10462.77△47.53

<NASDAQ>2242.48△6.28

<為替:NY終値>84.1-84.16

引き続き景気回復鈍化懸念が薄れて堅調

 特に重要な経済指標の発表があったわけではないのですが、景気回復鈍化懸念が薄れつつあるなかで、卸売在庫が予想以上に増加したことで、経済成長率上振れ期待が高まり、買い先行となりました。中国の輸入の伸びが高水準となったことからドル安基調のなかで、中国が牽引する形での世界経済の拡大を織り込むような格好で買い直される銘柄も見られました。ハイテク銘柄は投資判断の引き下げなどもあって冴えない動きとなるものも見られましたが、総じて見ると堅調となりました。

 パソコン需要の伸びが鈍化するとの懸念などはあるようですが、世界経済の拡大期待は強いようです。ドル安政策の中で、中国など新興国などが牽引する形で世界経済が拡大し、米国経済の回復が順調に進むという雰囲気になっているようです。また、世界経済が拡大するということで、原油など商品相場も上昇、欧州発の金融不安も薄れて堅調な展開となっているものと思います。

 個別には前日の引け後に決算と併せて発表した売上高見通しが慎重ということでナショナル・セミコンダクターが大幅安、投資判断の引き下げられたデルも軟調となり、IBMやアップルは堅調となったものの、インテルが軟調となるなどハイテク銘柄の一角が冴えない展開となりました。銀行株もまちまち。バンク・オブ・アメリカは小幅高となりましたが、JPモルガン・チェースは軟調、シティグループは変わらずとなりました。原油価格が堅調となったことで、エクソン・モービルやシェブロンは堅調、キャタピラーやGE(ゼネラル・エレクトリック)など景気敏感銘柄も堅調となりました。

本日の相場

日経平均

 先週末の日本市場は米国株高や円高一服を好感して買い先行となり、外国人も買い越しと伝えられたこともあり、持高調整の買いや週末の手仕舞いの買戻しも入って大幅高となりました。相変わらず目先の需給要因での動きで盛り上がりに欠ける展開ですが、業績面での割安感もあり、売り要因が薄れると買い戻されるということのようです。

 週末の米国市場が堅調となったことや円高一服となっていることから堅調な展開が期待されます。ただ、政策不在の中で円高対策などの経済政策の方向性も見えず、売られ過ぎの修正や割安感の是正は見られても積極的に買い上がるような展開は見られないものと思います。週末に発表された中国のCPI(消費者物価指数)が政府の抑制目標を上回ったことの影響も懸念されますが、米国市場でもエネルギー関連銘柄が買われたことや商品相場が堅調となっていることから商社株や非鉄株が割安感の是正と言う意味も含めて買い直されるのではないかと思います。

 日経平均は引き続き9200円〜300円の節目を抜けるのかどうかが注目されます。9300円を抜けたところでの推移が長引けば「下がれば買い」と言う雰囲気になり、9200円〜300円水準が下値となるのでしょうが、9300円台になると上値が重くなり、上値の重さが気になるような展開になるとまだ9000円水準での底堅さを試すような動きとなるのかもしれません。週前半で9300円台での引けとなるようであれば、底入れ感も強まるのでしょう。

本日の注目点

◇主要国中央銀行総裁会議

◇欧州委員会が経済予測を発表

◇8月の米財政収支

◇7月期決算:稲葉製作所(3421)

◇11−7月期決算:エイチ・アイ・エス(9603)

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