ニュース
» 2010年09月10日 09時58分 UPDATE

人類存続の危機時刻は、“極めて不安”の9時19分

地球環境の悪化に伴う人類存続の危機の程度をどのように感じているのだろうか。時計の針に例えてもらったところ、全体の平均時刻は9時19分で、2年連続で危機感が弱まっていることが分かった。旭硝子財団調べ。

[土肥義則,Business Media 誠]

 あなたは地球環境の悪化に伴う人類存続の危機の程度をどのように感じていますか? 時計の針に例えて0時1分〜12時の範囲で答えてもらったところ、全体の平均時刻は9時19分で、昨年と比べ針は3分戻り、2年連続で危機感が弱まっていることが、旭硝子財団の調査で分かった。

 この調査は同財団が毎年公表しているもので、世界各国の政府や企業の環境問題担当者(675人)などからのアンケート結果をもとに算出。12時までの時刻が進むほど危険な状況で、9時1分〜12時までは「極めて不安」な状態を示している。

 地域別で見てみると、西欧(9時45分)、東欧・旧ソ連(9時47分)、その他アジア(8時37分)は、昨年に比べて10〜14分戻った。一方、残りの地域の危機時刻は昨年に比べ10〜20分程度針が進んだ。先進地域の平均は昨年度と同じ9時21分。一方、途上地域は9時2分となり、昨年と比べ針が10分戻った。

yd_kankyo.jpg (出典:旭硝子財団)

地球環境を考慮した時に念頭においた項目

 環境危機時刻の記入にあたり、どのようなことを念頭に置いたのだろうか。全体では「地球温暖化」が最も多く、次いで「水の枯渇、食糧問題」「森林破壊、砂漠化、生物多様性の減少」が続き、昨年と同じ傾向となった。

 「水の枯渇、食糧問題」を挙げたのは、日本、アフリカ、先進アジアが20%弱と高い注目度を示した。また「大気汚染、水質汚濁、河川・海洋汚染」は、昨年と同じく途上地域(20%)、その他地域(17%)で高かったが、先進地域では9%にとどまった。「市民のライフスタイルの変更」については、東欧・旧ソ連が21%と高い関心を示した。

yd_kankyo2.jpg 地球環境を考慮した時に念頭においた項目(出典:旭硝子財団)

Copyright© 2017 ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

注目のテーマ

ITmedia 総力特集