コラム
» 2010年09月10日 08時00分 UPDATE

吉田典史の時事日想:メガネスーパーの店頭で歌う男に学ぶ、営業のあり方 (1/3)

JR新宿駅東口から30秒のところにある「メガネスーパー・新宿中央東口店」。店頭で同社の従業員がラップを歌っているのをご存じだろうか。今回の時事日想は“MCナベチャン”こと渡辺聡さんに、ラップを歌う理由などについて話を聞いた。

[吉田典史,Business Media 誠]

 気温33度。全身から汗が吹き出すような暑さの中、ラップが聞こえてくる。ここは、JR新宿駅東口から30秒のところにある「メガネスーパー・新宿中央東口店」。店頭では“MCナベチャン”こと、社員の渡辺聡さん(38歳)の歌声が響く。その前を大勢の人が笑ったりして通り過ぎる。中には、デジカメで撮影している人もいる。

 下記の歌詞は、渡辺さんが私に送ってくれたものである。彼の歌に合わせて歌ってみてほしい。実はかなり難しく、少なくとも私はうまく歌えなかった。

歌詞

(1)M.E.G.A.N.E. メガネスーパー! 店内お買い得な商品満載!!

(2)レンズ付き、フレームオンリープライスです。フレームの表示価格だけでメガネができます。

(3)遠近両用や超うす型レンズが付いて、フレームオンリープライスです!

(4)手元が見えづらかったら、遠近両用!

 渡辺さんは、メガネスーパーの営業本部に籍を置く。「店頭アピールエキスパート」という肩書で、主に新宿中央東口店でラップを歌い、メガネやコンタクトレンズなどを宣伝する。店舗は全国で400を超えるが、同店はそれらの中で売り上げが一番多いのだという。

 歌詞はいくつかのバージョンがあり、その大半は本人が考えたオリジナル。その時期に会社が力を入れて宣伝をする商品を歌詞の中に取り入れるようにしている。上司などがそれを事前にチェックすることはないようだ。この詞にある「フレームオンリープライス」とは、「フレーム価格だけでメガネが作れる」ことを意味している。

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