専門的な要素が強いIT関連の製品やサービス。企業の担当者は製品やサービスを導入するに当たって、どのような情報を参考にしているのだろうか。
アイティメディアの調査によると、企業内でIT導入や運用管理に携わるITmedia読者に「過去3カ月に利用した、IT製品・サービスに関する情報源」を尋ねたところ、最も多かったのは「IT専門Webサイト」で85%。以下、「検索エンジン」が76%、「IT全般のニュースサイト」が63%、「ITベンダーWebサイト」が62%で続いた。
米TechTargetが同時期に世界(米国、英国を中心とした72カ国)で行った調査では、最も多かったのは「検索エンジン」で83%と傾向が異なっていた。また、「会社の同僚や知人」が65%(日本23%)、「オンラインコミュニティー」が51%(日本9%)と日本より高くなっており、世界では日本よりクチコミを重視していると言えそうだ。
実際にIT製品・サービスを導入しようとする時、どの情報を頼りにするのだろうか。「IT製品・サービスの情報収集に利用するコンテンツ」を聞くと、トップは「製品資料」で70%。以下、「導入事例」が56%、「製品比較資料」が45%、「メールマガジン」が39%、「技術文書」が38%で続いた。前問と同様に、世界での調査を見ると、トップは「技術文書」(70%)とこちらでも傾向が異なっていた。
アイティメディアでは「日本では同業他社への意識が強いため、導入事例コンテンツがよく参照されている」とコメントしている。
インターネットによる調査で、対象は企業内でIT導入や運用管理に携わるITmedia読者178人。調査期間は2009年12月17日から25日。
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