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» 2010年09月06日 08時38分 UPDATE

清水洋介の「日々是相場」朝刊:雇用統計の発表を受けて景気回復鈍化懸念が薄れ大幅高 (1/2)

[清水洋介,リテラ・クレア証券]

<NYダウ>10447.93△127.83

<NASDAQ>2233.75 △ 33.74

<為替:NY終値>84.29-84.35

雇用統計の発表を受けて景気回復鈍化懸念が薄れ大幅高

 注目された雇用統計で非農業従事者雇用者数が減少とはなったものの予想されたほどの減少でなかったことが好感、過度な景気回復鈍化に対する懸念が薄れ、週末、3連休を控えて手仕舞いの買戻しも入り大幅高となりました。ISM(米サプライマネジメント協会)非製造業景況感指数が予想を下回り上げ幅縮小となる場面もあったのですがこれまでに過度に悲観的な見方となっていた反動もあり、また米大統領による追加の景気刺激策構想が伝わり、買い急ぐ展開となりました。

 まずは一安心と言う感じで雇用統計の発表が終わりました。悲観的な見方が強かっただけに、ここのところの比較的好調な経済指標や雇用統計を受けて、少しは楽観的な見方になって来るものと思います。ドル安政策の効果というのも見られるのではないかと思われ、「サブプライムショック」からの立ち直りのときと同じように企業業績が良くなり、米国内での雇用不安や個人消費に対する懸念が薄れてくるというパターンなのだと思います。

 景気回復期待からGE(ゼネラル・エレクトリック)やキャタピラー、アルコアといった景気敏感株が高く、インテルやアップル、IBMといったハイテク銘柄も軒並み堅調となりました。JPモルガン・チェースやバンク・オブ・アメリカなど金融株も欧州での信用収縮懸念が一段と薄れたこともあって軒並み高く、ゴールドマン・サックスは大幅高となりました。ホーム・デポやウォルマートなど個人消費関連銘柄も堅調となりました。

本日の相場

日経平均

 先週末の日本市場は米国株高などから買い先行となったものの、前日までの大幅高の反動や週末の手仕舞いの売り買いが中心となり、また、米雇用統計を控えて方向感のない展開となりました。外国人も買い越しと伝えられたこともあって、堅調となったのですが週末の手仕舞い売りに押されて軟調となる場面もあり、同じ業種内でも高安まちまちとなるものも多く、指数の上げ下げに関係ないような持高調整の売り買いが中心となっていたものと思います。

 週末の米国株が大幅高となったことから買い先行となりそうです。ただ、米国がドル安政策で景気が持ち直したことで円高一服とはなっているものの、円高水準にあることで上値を押さえられそうです。週末のヘッジ売りの買戻しなどから高く始まるものの、為替動向をにらみながらの動きとなって来るものと思います。世界的な景気後退懸念で売られすぎた一部のハイテク銘柄などは買戻しも見られるものと思われますが、買い一巡後には上値も重くなりそうです。

 節目と見られる9200円水準を試す動きとなるのでしょうが、一気に抜けきれずに上値も重くなりそうです。先週月曜日の轍を踏まないようにと慎重な見方も多いのかもしれません。9200円どころを試しながら、先週と同じようにまだ8800円〜900円水準を下値9200円〜300円水準が上値のもみ合いが続くのか、9200円〜300円が下値で9500円〜600円水準が上値のもみ合いとなるのか、正念場となりそうです。週末の寄り引け同事線から考えると高く寄り付けば上昇ということになります。

本日の注目点

◇日銀金融政策決定会合(〜7日)

◇ニューヨーク市場休場(レーバーデー)

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