就活生の4人に3人、「新聞を毎日読む」

» 2010年09月02日 13時57分 公開
[堀内彰宏,Business Media 誠]

 子どものころからPCや携帯電話に触れてきた今の学生にとって、インターネットを通した就職活動は当たり前のものとなっている。その一方で、彼ら彼女たちは新聞や本といった活字とはどのように関わっているのだろうか。

 レジェンダ・コーポレーションの調査によると、2011年4月入社を希望する学生に「就活中(就活前)、新聞を読む時間は1日どのくらいでしたか?」と尋ねると、「毎日読む」の割合は就活前は45.5%だったが、就活中は73.6%と28.1ポイントも増加していることが分かった。

 「新聞でよく目を通す紙面」を聞くと、最も多かったのは「総合面(1面など)」で21.5%。以下、「経済面」が13.4%、「企業面」が10.9%、「政治面」が8.4%、「社会面」が6.1%、「国際面」が6.0%で続いた。

新聞でよく目を通す紙面(出典:レジェンダ・コーポレーション)

 書籍についてはどうなのだろうか。1カ月にどのくらい本を読むか尋ねると、「1冊以上読書する」は74.0%と、「ほとんど読まない」の26.0%を大きく上回った。冊数では「1冊程度」(25.3%)、「2冊程度」(17.5%)、「3冊程度」(12.6%)という人が多かったが、「10冊以上」と答えた人も3.6%いた。

 新聞や本を読むことが就職に役立った経験を具体的に聞くと、「会社の記事を面接の最後の質問のネタにした」「社説を読むことで、文章の構成をうまく作れるようになった」「年代の違う人事の方とお話しする機会があった時、新聞の話題で盛り上がった。読んでいてよかったと思った」といった声が挙がった。

 インターネットによる調査で、対象は2011年4月入社を希望する新卒学生1724人(男性912人、女性812人)。調査期間は7月27日から8月3日。

1カ月に平均して何冊本を読みますか? (出典:レジェンダ・コーポレーション)

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