その仕事がとどのつまり、どうであれば成功と言えるのか、仕事の計画段階で、自分なりの成功の基準をきちんと持っていることも、仕事のクオリティーを高く保つコツの1つです。
ほとんどの仕事には顧客、あるいは依頼主がいます。成功の基準の第一は、依頼主の満足度に置くのが原則です。依頼主の満足度には、ニーズに沿った仕事が納品されたのかどうかによって、いくつかの段階があるのです。
基本的には依頼主(顧客)の満足度を基準に仕事をするわけですが、時として、その仕事を通じて、職場に新たなる付加価値をもたらすことを期待するということがあります。その仕事を通じて新しいノウハウを確立するとか、新規事業の先鞭を担うなどという場合です。会社や組織への貢献度合も成功の基準になる場合があるということです。
仕事ができる人は、どんな仕事からも学びを得ているものです。その仕事を通じて、何らかの学びを得るつもりでテーマを持って臨むのか? はたまた必死にニーズを満たすことだけを考えて臨むのか?
そこには大きな違いが生まれるのです。仕事の大きい小さいにかかわらず、学びのテーマを持って臨み、それを満たすことができたのかどうかを成功の基準の1つにすることをお勧めします。
このように、成功の基準は複数考えられますが、仕事を計画する段階で、こうした基準を持つことは、仕事の結果にとっても自分の成長にとっても極めて重要なことです。(今野誠一)
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