新型スイフト、軽量・高剛性で“走りの気持ちよさ”向上

[岡田大助，Business Media 誠]

　スズキは、小型乗用車「スイフト」を全面改良し9月18日に発売する。吸排気VVT（可変バルブタイミング機構）を採用した新型エンジンや副変速機構付きCVTを採用する。価格は124万4250円から。

　高張力鋼板を積極的に使用した新開発プラットフォームは、骨格構造を最適化することで約10キロの軽量化に成功、直進安定性と旋回性が向上した。また、ステアリング操作量に応じてタイヤの切れ角を変化させる可変ギヤレシオステアリングを採用する。

　新型エンジンは、吸排気VVTの採用により低・中速域の燃費が向上した。水冷1.2リットル直列4気筒DOHC VVTエンジンの最高出力は67キロワット（91馬力）／6000rpm、最大トルクは118ニュートンメートル／4800rpmとなっている。

　新型CVTはロー／ハイ2段の副変速機構を持ち、エンジン効率のよい走行が可能となった。最上位モデルの「XS」にはパドルシフト付き7速マニュアルモードを採用する。また、CVT車には燃費効率が良い運転状態になると点灯するエコドライブインジケーターを付けた。

　グレードは、XG、XL、XSの3種類。それぞれ2WD（前輪駆動）と4WDを用意する。詳細は以下のとおり。

スイフトのモデル一覧

グレード	駆動方式	変速機	価格	燃費（ガソリン1リットル当たり、JC08モード）
XG	2WD	5MT	124万4250円	19.4キロ
		CVT	124万4250円	20.6キロ
	4WD	CVT	142万2750円	18.8キロ
XL	2WD	5MT	131万7750円	19.4キロ
		CVT	131万7750円	20.6キロ
	4WD	CVT	149万6250円	18.8キロ
XS	2WD	CVT	147万5250円	20.6キロ
	4WD	CVT	165万3750円	18.8キロ

　フロントのデザインはU字をモチーフにし、存在感のある縦長の大型ヘッドランプを採用した。インテリアではブラックをベースにシルバーをアクセントに使った。メーター内にマルチインフォメーションディスプレイを搭載する。

　ボディカラーは、新色となるアブレイズレッドパール2、ブーストブルーパールメタリック、スモーキーグリーンメタリック2の3色を含む6色を用意する。ボディサイズ（XS 2WDモデル）は、3850×1695×1510ミリ（全長×全幅×全高）、車両重量は990キロ。乗車定員は5人だ。