ネットショッピング、目立つ20代の携帯電話からの利用

» 2010年08月27日 13時09分 公開
[Business Media 誠]

 ここ10年ほどで身近な存在となったネットショッピング。ほとんどの店ではクレジットカードが使えるが、どのくらいの人が利用しているのだろうか。

 VISAの調査によると、半年以内にネットショッピングを行っており、クレジットカードを持っている人に「ネットショッピングの利用手段」を尋ねたところ、「PCからのみ」が84.8%と、「PC・携帯電話両方から」の15.0%を大きく上回った。しかし、20代に限って見ると、「PC・携帯電話両方から」は29.5%と、携帯電話からも利用する割合が高くなっているようだ。

ネットショッピングの利用手段(出典:VISA)

 「クレジットカードが使えるインターネット上の店で、クレジットカードをどのくらい利用していますか?」と聞くと、「クレジットカード決済が多い(いつもクレジットカードで支払っている+クレジットカードが多いが、クレジットカード以外で支払うこともある)」が84.8%と、ほとんどの人が活用しているようだ。クレジットカードが使える実店舗では「クレジットカード決済が多い」は56.2%なので、ネット上ではクレジットカードが活用されやすい環境にあるようだ。

クレジットカードの支払い状況(出典:VISA)

 多くの人がクレジットカードを活用しているようだが、ネット上でのクレジットカード決済に「不安を感じる」という人は39.1%と、5人に2人は不安を感じているようだ。

 カード決済する上でのセキュリティが高まれば、利用意向に変化はあるのだろうか。不安を感じている人に「ネットショッピングのカード決済で本人認証が導入されればカード利用は促進されると思うか?」と聞くと、「そう思う(非常にそう思う+ややそう思う)」は69.1%。3人に2人以上は本人認証によって問題が解決されると考えているようだ。

 インターネットによる調査で、対象は20〜59歳の一般消費者で半年以内にネットショッピングを行っており、クレジットカードを所有している全国の男女1000人。調査時期は2010年5月。

(インターネット上のカード利用に不安を感じている人に)ネットショッピングのカード決済時で本人認証が導入されればカード利用に促進されると思うか? (出典:VISA)

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