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日経平均 | 9179.38円 | ▼183.30円 |
売買高 | 15億5672万株 | − |
日経平均先物 | 9160円 | ▼200円 |
売買代金 | 1兆0450億円 | − |
TOPIX | 829.59 | ▼14.39 |
値上がり銘柄 | 145銘柄 | − |
東証マザーズ指数 | 375.40 | ▼3.64 |
値下がり銘柄 | 1448銘柄 | − |
日経ジャスダック平均 | 1174.72円 | ▼2.53円 |
変わらず | 73銘柄 | − |
騰落レシオ | 80.09% | ▼0.26% |
米国株安や円高を嫌気して売られ、いったん切り返すも週末の手仕舞い売りもあって大幅安
米国株が大幅下落となったことや円高に振れる場面があったことから売り先行、大幅安の始まりとなりました。外国人売買動向(市場筋推計、外資系10社ベース)が売り越しとなったこともあり、寄り付きの売りが一巡した後も下値を試すような場面もありましたが、週末の手仕舞いの買戻しもあり底堅さも見られました。いったん底堅さが見られると目先筋の買戻しもあり、下げ幅縮小となる場面もあったのですが、戻り売りも多く、結局は大幅安水準で小動きとなりました。
後場は一段安となりました。特に売り急がなければならない材料があったというよりは値動きの悪さ、戻りの鈍さを見て見切売りが嵩んだということなのだと思います。節目と見られる9200円を割り込むところでは買戻しも入るのですが、買い急ぐような動きはなく小動きとなりました。買戻しの入っている銘柄がかろうじて高くなるというような状況で、ほぼ全面安となり昨日の上げ幅以上の下落となりました。持高調整の売りも出ていたのか、特に理由のないなかで、金利はどんどん低くなり株価はどんどん安くなるという展開でした。
小型銘柄も見切り売りや手仕舞い売りに押されるものが多く、指数の下げ幅は限定的であったのですが、冴えない展開となりました。東証マザーズ指数は軟調、日経ジャスダック平均はさすがに売るもののないということか軟調ながらも底堅い展開となりました。先物は前場は散発的にまとまった買い戻しが見られ、後場はまとまった売りが散発的に見られるという展開で、先物の売り買いで方向が決まるというよりはまとまった売り買いが出る場面では指数が振らされるというような印象でした。
あいかわらず市場のセンチメントは悪く、ちょっと戻るとすぐ売られると言うことのようです。為替が大きく動いたわけでも、節目と見られる水準を割り込んだということでもないのに、敏感に反応したり、好材料には目をつぶり悪材料を取り沙汰するというような展開となっていました。決算発表が一通り終わったばかりではあるのですが、先行きに対する懸念が根強いということで、足元の業績が引き続き好調ということが示されないと悲観的な見方は変わらないということなのでしょう。株価が下がるから悲観的になり、悲観的になるから景況感が悪く、景況感が悪いから株価が下がると言うような悪循環をどこかで断ち切る必要があると言うことでしょう。
転換線までの戻りとなりました。再び下値を探るような展開となていますが、ストキャスティックスは底値圏からの戻りが続いているとも見られ、RSIは下げ足りないながらも上昇に転じる可能性もあり、週明けから堅調、反発となれが今度は転換線を抜けて基準線水準までの戻りを試す動きとなって来るのではないかと思います。
基準線に上値を押さえられ、遅行線は日々線を意識して遅行線に合わせるように軟調となりました。RSIは下げ足りないものの上昇に転じた可能性もあり、ストキャスティックスもまだ上昇が続いているとも見られ、来週の早い時期に遅行線が日々線を抜けるような動きとなってくれば日々線も今度は基準線を抜けて雲までの戻りを試すことになるのではないかと思います。
引き続き底値圏でのもみ合いとなっています。転換線を抜けると売られ、割り込むと買われるというような状況で方向感はありません。戻り歩調となっていたストキャスティックスも方向感がなくなり、RSIは相変わらず方向感はなく、もう少し底値を固めるような動きが続くのかもしれません。
米国株安を受けて安いものが多い
月内に液晶テレビ用パネルの生産調整に入ると新聞で報じられ、在庫調整に伴う業績への影響が懸念されて売られ軟調となりましたが、業績下振れを先取りするような決算発表となっていたこともあり、特に大きく取り沙汰されることもなく下げ幅限定となりました。
米国でインテルがマカフィーを買収すると発表したことから、同業ということで買収に対する期待から目先筋の買いが入り大幅高となりました。ただ、目先筋の幕間つなぎ的な買いということで押し上げられた面もありそうです。
7月の北米地域の半導体製造装置のBBレシオ(出荷額に対する受注額の割合、3カ月移動平均)が6月に比べて上昇と発表されたのですが、円高となったことや米国株安もあり材料視されることなく売られ、大幅下落となりました。
社長のコメントとして2011年3月期の連結営業利益は予想を上回りそうだ、と新聞で報じられましたが、それでも下期減速懸念が根強く反応鈍く、地合いの悪さに押されて大幅下落となりました。
三菱重工(7011)と中国でフォークリフトの共同生産に踏み切ると新聞で報じられ、フォークリフト需要の拡大からの業績期待が高まり買われました。値動きの良さもあって目先筋の買いも入り、大幅高となりました。
合成ゴムなどは引き続き好調だが、液晶関連材料の落ち込みが厳しいのではないかとして外資系証券が投資判断と目標株価を引き下げたことが嫌気されて大幅安となりました。シャープ(6753)の液晶パネル減産の話題も売り急がせる要因となったものと思います。
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