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» 2010年08月19日 16時44分 UPDATE

清水洋介の「日々是相場」夕刊:米国景気回復鈍化懸念が薄れ円高一服となったことが好感されて大幅高 (1/2)

[清水洋介,リテラ・クレア証券]

市況概況

日経平均 9362.68円 △122.14円
売買高 16億5535万株
日経平均先物 9360円 △120円
売買代金 1兆1195億円
TOPIX 843.98 △8.75
値上がり銘柄 1065銘柄
東証マザーズ指数 379.04 △7.23
値下がり銘柄 430銘柄
日経ジャスダック平均 1177.25円 △2.10円
変わらず 172銘柄
騰落レシオ 80.35% ▼2.70%

日経平均

米国景気回復鈍化懸念が薄れ円高一服となったことが好感されて大幅高

 米国市場は堅調、為替も円高一服となったことからほぼ横ばい、堅調な始まりとなりました。外国人売買動向(市場筋推計、外資系10社ベース)は売り越しと伝えられたのですが、米半導体株が堅調であったことや半導体製造BBレシオが好調ということもあって半導体関連銘柄を中心にハイテク銘柄などが買われて指数を押し上げ、売られすぎの反動や買戻しを急ぐ動きもあって大幅高となりました。ディフェンシブ銘柄などは利益確定売りや手仕舞い売りに押されましたが、総じて売られすぎの反動から堅調となりました。

 後場も堅調な展開は続いたのですが、徐々に上値も重くなり、目先筋の手仕舞い売りも嵩んで上げ幅縮小となりました。ただ、売り急ぐ動きも見られず、盛り上がりには欠けるのですが堅調な動きは続きました。持高調整の売り買いも見られ、最後も買いが入り高値引けとなりましたが、上値を積極的に買い上がるような手掛かりもなく、上値も限定的となりました。業績面からの割安感を見直して新たな参加者が出てきたというよりはあくまでも売られすぎの修正というような印象でした。

 小型銘柄もさすがに値ごろ感からの買いが入る銘柄も多く、東証マザーズ指数は売られすぎの反動もあって大幅高となりました。ただ、日経ジャスダック平均は買い気に乏しくほぼ横ばい止まりました。先物には持高調整のヘッジの売り買いなのかまとまった売り買いが断続的に見られ、指数を押し上げる場面もあったのですが、後場はまとまった売り買いも散発的になり方向感のない展開となりました。

 個々のところの底堅さもあって、米国市場の底堅さや円高一服となると買戻しも入るようです。積極的に買い上がるような動きや新たな市場参加者が見られるわけでもなく、何が変わったというわけではないのですが、センチメントが少しだけ上向いたのではないかと思います。企業業績や景気も決して悪いものではないので、改めて景気動向や業績動向に対して見直すような動きになれば割安感が強いものや先高が期待できるものも出てくるのではないかと思います。

テクニカル分析

日経平均

NYダウ

 転換線までの戻りとなりました。ここからは下落が続く基準線に上値を押さえられ、遅行線は日々線を意識して上値が重くなるかもしれません。それでも遅行線が絡む日々線は急騰が始まる日柄にあたり、RSIは下げ足りないのですが上昇に転じた感もあり、ストキャスティックスは底値圏からの反発となっているので、少なくとも遅行線が日々線に上値を押さえられるまで、日々線は基準線までの戻りは期待できるのではないかと思います。

TOPIX

NYダウ

 基準線までの戻りとなりました。RSIは下げ足りなかったのですが、反発を示唆、ストキャスティックスは底値圏からの反発となり、戻りを試す動きは続きそうです。基準線を抜けるのかどうか、遅行線が日々線を抜けるのかどうかが注目されますが、遅行線が日々線を抜けて「好転」日々線は雲を目指す動きとなってくるのではないかと思います。

円相場

NYダウ

 底堅さは見られるのですが反発も鈍く、小動きとなっています。RSIは相変わらず方向感はなく、ストキャスティックスは戻り歩調にあったものが止まってしまいました。ここからもう一度下値を試す動きとなるのか、逆に戻りを試す動きが続くのか、動き出した方に大きく動く事になりそうです。転換線に絡みながらの動きであり、いったん基準線までの戻りを試すような動きになってくるのかもしれません

銘柄ピックアップ

売られすぎ銘柄の反発で堅調

東エレク(8035) 4370 △220

 米国で半導体関連企業の好調な決算が発表されたことに加え、昨日好調な日本製の半導体製造装置BBレシオが発表されたことから買いが入り大幅高となりました。売られすぎの反動もあって大きな上昇となったものと思います。

富士電HD(6504) 221 △7

 昨日の事業戦略説明会で、中核事業の一つである半導体部門の売上高目標を引き上げると発表したことが好感されて買われ、大幅高となりました。

菱地所(8802) 1323 △43

 首都圏のマンション販売が好調なことに加え、金利低下で住宅ローンが好調と報じられたことや自社で開発するマンションに太陽光発電システムを採用すると報じられたことが好感されて大幅高となりました。

ドン・キホーテ(7532) 2225 ▼88

 買い先行で始まったものの利益確定売りや手仕舞い売りが嵩み大幅安となりました。昨日の引け後に好調な決算を発表しまたが、材料出尽くし感や期待が強かった分の失望感から売られたものと思います。

王子製紙(3861) 424 ▼3

 昨日までの上昇の反動に加え、円安に振れたことから手仕舞い売りがかさんで軟調となりました。水準としてはまだまだ円高水準であり、業績へのメリットも期待されますが、いったん利益を確保しようという売りも多いようです。

JR東日本(9020) 5490 ▼10

 特に売られる材料があったわけではないのですが、半導体関連銘柄などハイテク株などが買われる中で、同社のようにディフェンシブ銘柄の一角は円高一服となったことや持高調整の売りに押されました。

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