家電からクルマまで、さまざまなエコ商品が売られるようになった現代。消費者の環境意識はどのように変化しているのだろうか。
マクロミルの調査によると、「普段の生活の中での環境意識度」を尋ねたところ、「意識している(かなり意識している+意識している+どちらかといえば意識している)」は64.6%と、「意識していない(どちらかといえば意識していない+意識していない+まったく意識していない)」の18.3%を大きく上回った。
しかし、2008年調査と比較すると、「意識している」は10.0ポイント減、「意識していない」は7.8ポイント増と、全体的に環境意識は低下しているようだ。
環境を意識していない人にその理由を聞くと、トップは「面倒くさいから」で65.6%。以下、「意識しても続かないから」が61.7%、「むしろお金がかかることになるから」59.6%、「生活する上で困らないから」が53.6%、「意識しても効果がないから」が52.5%、「特に必要性を感じないから」が49.7%で続いた。
2008年調査と比較すると、「特に必要性を感じないから」が11.6ポイント増、「意識しても効果がないから」が8.6ポイント増、「自分には関係ないから、興味がないから」が7.4ポイント増と大幅に増加している。
エコ活動をしている人はどんなことをしているのだろうか。「『節約』や『エコロジー(環境)』を意識して実践していること」を尋ねると、トップは「節水(流しっ放しにしない、節水器具の利用など)」で62.4%。以下、「詰め替え商品(ボトルやパックなど)の購入」が62.1%、「エコバッグの利用」が60.8%、「節電(主電源を切る、コンセントを抜く)」が52.1%、「リサイクルの実践(ゴミの分別やリサイクル商品の購入)」が48.7%で続いた。
2008年調査と比較すると、「エコバッグの利用」が10.7ポイント増加した一方、「リサイクルの実践」は9.4ポイント減少した。
インターネットによる調査で、対象は20〜59歳の男女1000人(男性500人、女性500人)。調査期間は7月30日と31日。
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