最高気温35度以上の“猛暑日”を日本各地で観測している今年の夏。例年と比べてどんな変化が出ているのだろうか。
マクロミルの調査によると、「今年の酷暑の影響による昨年の夏と比べた変化」を尋ねたところ、「増えた」の割合が高かったのは「家で冷房を使う頻度」(64.0%)、「飲料を購入する頻度」(50.8%)、「アイスを食べる頻度」(48.4%)だった。一方、「減った」の割合が高かったのは、「日常の買い物の外出頻度」(34.6%)、「運動をする頻度」(33.2%)、「睡眠時間」(32.4%)だった。「変わらない」と回答した割合も少なくないが、多くの人は猛暑の影響を受けているようだ。
「昨年夏と比べた、今年の夏の出費の変化」を聞くと、「増えた」が46.8%と「減った」の10.8%を大きく上回った。
出費が増えた人に「増えた項目」を具体的に尋ねると、トップは「電気代」で70.9%。以下、「食品・飲料代」が63.2%、「外食代」が39.7%、「旅行・レジャー費」が29.5%、「水道代」が29.1%、「エアコン・扇風機など夏物家電」が27.4%、「ガソリン代」(26.5%)が続いた。
今年の夏の暑さを感じさせるエピソードを具体的に聞くと、「ペットが夏バテでエアコンの味をしめて部屋から出て行かなくなり、外に出すと中に入れろと吠えて窓をたたくようになった」(28歳男性)、「夜、部屋が暑すぎて2時間おきに目が覚める」(28歳男性)、「麦茶の消費量が去年の2倍になった」(28歳男性)、「海水温が変わりサンマの漁も減り海の様子が変わってきた」(57歳男性)といった声があった。
インターネットによる調査で、対象は20歳以上の男女500人(男性250人、女性250人)。調査期間は8月10日と11日。
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