引き続き内需銘柄中心に物色か
自動車用エンジン向けターボチャージャー(過給器)をタイで増産する。来年には生産台数を現在の2倍に引き上げる。欧州を中心としたディーゼルエンジン向けの需要回復に対応する。
石炭や穀物を輸送する中型貨物船の発注をほぼ2年ぶりに再開した。金融不況後は建造を控えていたが、新興国へ資源を運ぶ需要が増大しており、造船価格も徐々に上昇すると見て投資に踏み切る。日本郵船(9101)や商船三井(9104)も貨物船の発注を再開している。
温暖化ガス削減で生じる排出枠の調達・販売で穀物メジャーと提携した。バイオマス発電など二酸化炭素(CO2)削減につながるプロジェクトに共同で参画し、排出枠を調達、枠の販売面でも協力する。
グループでインターネット通販を強化する。子会社が運営するサイトで利用者がリアルタイムで美容相談できるサービスを始める。化粧品市場が全般に伸び悩むなか、インターネット通販は成長が続いており、百貨店販売などで培った接客力で対応する。
シンガポールに進出する。合弁会社を設立し、主力の女性向けバッグなどの販売店を出す。6月に台湾進出を決定するなど、アジア展開を加速している。経済成長に伴ってアジアの若い情勢のファッションへの関心が高まっている。
2010年度中に食品や飲料などプライベートブランド(PB=自主企画)商品の3%に当たる約160品目を値下げする。今年に入ってメーカー品の値下がりが進んだため、PBの価格優位性を維持する。
売り 1950万株
買い 1270万株
(金額ベースも売り越し)
慶應義塾大学法学部卒。1983年に大和證券に入社、以来、マネックス証券などを経て現在リテラ・クレア証券で相場情報などに携わっている。営業やディーラーの経験を基に、より実戦に近い形でのテクニカル分析、市場分析に精通している。日本証券アナリスト協会検定会員、日本テクニカル協会会員。著書に『江戸の賢人に学ぶ相場の「極意」 』 (パンローリング)、『儲かる株価チャート集中セミナー』(ナツメ社)。清水洋介の「株式投資の羅針盤」
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