高速道路の無料化について、賛成または反対する理由

» 2010年08月17日 08時00分 公開
[土肥義則,Business Media 誠]

 高速道路の無料化について、賛成している人はどのくらいいるのだろうか。三井ダイレクトの調査によると「賛成」と答えた人は50.0%、「反対」が42.6%、「分からない」が7.4%であることが分かった。「賛成」と答えた人は、男性50代が61.6%と最も高く、女性は40代の50.5%。一方「反対」と答えたのは、男性30代が51.7%、女性30代が44.3%で最も高い結果に。

 「賛成」と答えた人に、その理由を聞いたところ「経済的に助かる」(68.3%)を挙げる人が最も多かった。次いで「観光地がにぎわって景気回復につながる」(49.6%)、「物流コストが削減され、商品の価格が低下する」(40.9%)と続いた。このほか「本来償還が終わったら無料にすべきもの」(37歳男性)、「諸外国は基本無料が当たり前」(41歳男性)といった声もあった。

(出典:三井ダイレクト)

 逆に「反対」と答えた人からは、「税負担のツケがまわってくるから」(79.8%)を理由に挙げる人がトップ。次いで「高速道路が渋滞すると、急いでいる時に困る」(56.5%)、「一部の国民だけがメリットを享受するのはおかしいから」(48.1%)と続いた。

(出典:三井ダイレクト)

仕事上でクルマを利用する機会が「増える」28.5%

 仕事上でクルマを利用することがある人(37.7%)で、普段利用している高速道路が無料化になると、仕事上でクルマを利用する機会が「増える」と答えた人は28.5%。一方「減る」と答えた人はわずか1.2%、「変わらない」が70.3%だった。

 また「増える」と答えた人に、どのような変化があるかを聞いたところ「取引先への訪問回数が増える」(46.7%)と答えた人がトップ。次いで「営業活動がクルマ中心になる」「通勤でクルマを使うようになる」(いずれも34.2%)と続いた。

 インターネットによる調査で、20〜69歳の男女1117人が回答した。調査期間は7月28日から7月30日まで。

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