キリン食生活文化研究所は8月10日、「2009年世界主要国のビール生産量」を発表、2009年の世界ビール総生産量は前年比76万キロリットル(0.4%)増の1億8099万キロリットルとなったことが分かった。
世界ビール総生産量は1985年以降25年連続で増加しているが、対前年増加率の0.4%増は、1974年の調査開始以来、1984年、1983年に続いて3番目に低い結果となった。キリン食生活文化研究所では「世界的な不況がビール市場にも影響していると考えられる」とコメントしている。
国別の生産量を見ると、トップは「中国」で4236万キロリットル(前年比7.0%増)。以下、「米国」(2302万キロリットル、同0.2%減)、「ロシア」(1085万キロリットル、同4.8%減)、「ブラジル」(1080万キロリットル、同4.4%増)、「ドイツ」(999万キロリットル、同2.8%減)が続いた。日本は同2.2%減の599万キロリットルで世界7位だった。
地域別に見ると、中国(前年比7.0%増)やベトナム(同24.3%増)、インド(同12.3%増)などが大幅に伸びたアジアが同5.5%増の5867万キロリットルと好調で、欧州(5515万キロリットル)を抜いて、世界最大のビール生産地となった。
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