中国景気鈍化懸念で売られるも追加金融緩和で底堅さも見られる清水洋介の「日々是相場」朝刊(2/2 ページ)

» 2010年08月11日 08時36分 公開
[清水洋介,リテラ・クレア証券]
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本日の注目銘柄

日中の経済指標に反応か

中外炉(1964) 223 ▼1

 ベトナムで大型の鉄鋼設備を受注した。2012年までに冷延薄板コイル用のメッキ設備などを納入する。自動車向けを含む高級鋼板用の設備で、東南アジア各地での需要増に応える。

双  日(2768) 142 ±0

 ナイジェリアなどアフリカの複数の公的機関・企業が出資する現地の開発公社と提携した。開発公社はアフリカの資源開発やインフラ整備に投融資しており、プロジェクトへの共同出資などで協業する。

東芝機(6104) 296 ▼1

 全額出資子会社3社を再編し、計測事業など環境関連を1社に集約する。これまで環境関連で計測・分析の請負事業と計測装置の販売が分かれていたが、計測事業と関連機器を成長分野と判断した。

富士通(6702) 609 △2

 携帯電話とパソコンを活用した個人向けの健康管理サービスを始めた。同社製の携帯電話に搭載した3次元加速度センサーで利用者の運動量を計測、データは自動的にサーバーに転送され管理できる。

東京計器(7721) 113 ▼2

 センサー事業を拡大する。低価格で小型のジャイロセンサーや加速度センサーの新製品を投入し、産業機器の市場を開拓、海外へ進出する日本企業を中心に拡販を図る。

高度紙(3891) 1346 ▼54

 鳥取に新工場を建設する。主力のアルミ電解コンデンサー用を中心に絶縁紙の生産能力を現在の約1.3倍に引き上げる。既存工場ではアルミ電解コンデンサー用を中心にフル生産の状態で、増産により安定的な供給体制を築く。

外国人売買動向(外資系10社ベース)

売り  2150万株

買い  1830万株

(金額ベースも売り越し)

清水洋介氏のプロフィール

慶應義塾大学法学部卒。1983年に大和證券に入社、以来、マネックス証券などを経て現在リテラ・クレア証券で相場情報などに携わっている。営業やディーラーの経験を基に、より実戦に近い形でのテクニカル分析、市場分析に精通している。日本証券アナリスト協会検定会員、日本テクニカル協会会員。著書に『江戸の賢人に学ぶ相場の「極意」 』 (パンローリング)、『儲かる株価チャート集中セミナー』(ナツメ社)。清水洋介の「株式投資の羅針盤


※掲載されている内容は、コメント作成時における筆者の見解・予測であり、有価証券の価格の上昇または下落について断定的判断を提供するものではありません。


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